テニスのグランドスラム大会であるウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝）は大会４日目の２５日、女子シングルス２回戦が行なわれ、ディフェンディング・チャンピオンで第３シードのＶ・ウィリアムズ（アメリカ）が、Ｋ・ボンダレンコ（ウクライナ）に6-3, 6-2のストレートで勝利、３回戦に駒を進めた。
過去にヒザの怪我を負ったことあるヴィーナスはこの日、珍しく左ひざにテーピングを施してコートに登場した。ヒザの故障を思わせたテーピングであったが、ヴィーナスは普段どおりの動きを見せ、ボンダレンコに１本もブレークチャンスを与えない内容で３回戦進出を決めた。
試合後の会見でテーピングについて聞かれたヴィーナスは「ただサポートのためよ。何が起きたかというと、サポートが必要になったの。そして行ってサポートを受けたわ、そして試合でもそれをつけただけ。ダブルスでもつけるつもりよ。全ての選手はこれをつけ始めるでしょう、だってとても助けてくれるから。」と笑い雑じりに答えた。
またこの日の勝利でウィンブルドンで１６連勝になったことについては「何てことでしょう、私にとっては素晴らしい記録です。多くの人がこれより勝っているのは知っていますが、素晴らしい結果だと思います。もっと記録を伸ばしたいですね。」とコメントした。
この他のシード勢では、第１シードのＤ・サフィーナ（ロシア）がＲ・デ=ロス=リオス（パラグアイ）に6-3, 7-5と、１本もブレークチャンスを与えない内容で勝利したほか、第５シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）はＰ・パルメンティエ（フランス）を6-1, 6-3で一蹴している。
またこの日のセンターコート第２試合では、第９シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）がＭ・キリレンコ（ロシア）を6-0, 6-4のストレートで下し、２年連続となる３回戦進出を決めている。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｊ・ヤンコビッチ（セルビア） (6) ○-× Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国）, 6-2, 6-4
Ａ・ラドワンスカ（ポーランド） (11) ○-× Ｓ・ポン（中国）, 6-2, 6-7 (6-8), 9-7
Ａ・イバノビッチ（セルビア） (13) ○-× Ｓ・エラーニ（イタリア）, 7-5, 6-1
Ｆ・ペネッタ（イタリア） (15) ○-× Ｖ・キング（アメリカ）, 6-2, 6-2
Ａ・モレスモ（フランス） (17) ○-× Ｋ・クコバ（スロバキア）, 6-3, 6-3
Ｓ・ストザー（オーストラリア） (18) ○-× Ｔ・マレック（ドイツ）, 4-6, 7-6 (8-6), 6-4
Ｎ・リー（中国） (19) ○-× Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）, 6-4, 6-2
Ａ・メディーナ=ガリゲス（スペイン） (20) ○-× Ｔ・ガルビン（イタリア）, 7-6 (7-5), 6-2
Ｋ・フリッペンス（ベルギー） ○-× Ｅ・バルタチャ（英国）, 7-5, 6-1
Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン） ○-× Ｅ・マカロバ（ロシア）, 7-5, 4-6, 6-1
Ｍ・オーディン ○-× Ｙ・シュウェドワ（カザフスタン）, 3-6, 6-2, 6-4
Ｓ・リシキ（ドイツ） ○-× Ｐ・メイヤー（オーストリア）, 6-2, 6-4
今大会の優勝賞金は８５万ドル。
（2009年6月26日13時11分）
