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男子テニスツアーのメルセデス・カップ（ドイツ/シュトゥットガルト、賞金総額４５万ユーロ、クレー）は金曜日に準々決勝を行い、伏兵Ｆ・フォニュイーニ（イタリア）が世界ランク１１位で第２シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）を6-1, 3-6, 7-5で振り切り、見事、今季初の準決勝進出を決めた。

世界６７位で２２歳のフォニュイーニは第１セット、完璧なプレーを見せ、6-1でセットを先取する。ダビデンコはこのセット、エラーが多く、ミスを重ねて自滅した。

第２セットに入るとダビデンコが盛り返し、２度のブレークを重ねてこのセットを6-3で奪い返す。

しかし今大会、第７シードのＦ・サントロ（フランス）とＰ・Ｈ・マチュー（フランス）を倒して絶好調のフォニュイーニは、集中力を切らすことなくプレーを続ける。ファイナルセットは４−４となった時点で雨で２０分間の中断があったが、第１１ゲームの自分のサービスゲームをキープして６−５とすると、続く第１２ゲームでダビデンコのサービスのブレークに成功、見事、勝利を手にした。最後の２ポイントはダビデンコのダブルフォルト、そしてバックハンドのエラーで終わった。

フォニュイーニは準決勝で第４シードのＶ・ハネスク（ルーマニア）と対戦する。ハネスクはＡ・シドレンコ（フランス）を7-6 (7-2), 6-4のストレートで下してベスト４入りを決めている。

金曜日にはその他、Ｎ・キーファー（ドイツ）対Ｌ・クボット（ポーランド）、Ｊ・シャーディ（フランス）対Ｍ・ズベレフ（ドイツ）の試合が予定されていたが、フォニュイーニが勝利を決めた直後に再び雨が降り出し、試合は延期されている。

今大会の優勝賞金は７万１７００ユーロ。