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女子テニスツアーのガシュタイン女子（オーストリア/バートガシュタイン、賞金総額２２万ドル、クレー）は大会初日の２１日に、シングルス１回戦３試合が行われ、唯一登場したシード勢のＣ・スアレス・ナバロ（スペイン）が敗れる波乱のスタートとなった。

その波乱を演じたのが世界ランク７７位のＴ・マレック（ドイツ）で、同３１位で第５シードのスアレス・ナバロを2-6, 6-2, 6-4の逆転で下し、２回戦進出を決めた。マレックは主催者推薦のＹ・モイスバーガー（オーストリア）と予選を勝ち上がったＳ・フィッチマンの勝者と２回戦を行う。

その他の試合では、Ａ・ペトコビッチ（ドイツ）がＳ・クレーゼル（ドイツ）を6-4, 6-3のストレートで、Ｉ・オラル（ルーマニア）がＭ・ドマホウスカ（ポーランド）を5-7, 6-4, 6-3と逆転で下して初戦突破を果たした。ペトコビッチは第４シードのＩ・ベネソバ（チェコ共和国）とＡ・ドゥルゲルの勝者と、オラルは第３シードのＳ・バンマー（オーストリア）とＮ・ヤゴステラ=ビベス（スペイン）の勝者とそれぞれ２回戦で顔を合わせる。

また今大会、第２シードで出場予定だったＦ・スキアボーネ（イタリア）は、先週開催されたＥＣＭプラハ・オープンで見事決勝まで勝ち上がり惜しくも敗れ準優勝だったが、その連戦で背中を痛め欠場を表明した。代わってこの日に行われた予選最終ラウンドで予選第３シードのＺ・オンドラスコバ（チェコ共和国）に敗れた第５シードのＴ・フラディコワがラッキー・ルーザーとして本戦入りを果たした。

その第２シードの枠には繰上げで第９シードとなった世界ランク６２位のＳ・ペア（イスラエル）ーが入り、主催者推薦で出場のＴ・スキエッケルと１回戦を行う。

今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。