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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会8日目の7日、女子シングルス残りの4回戦が行われ、第9シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が第6シードのS・クズネツォワ(ロシア)を2-6, 7-6 (7-5), 7-6 (7-3)の逆転で破るなど、ベスト8が出揃った。
この日のナイトセッション第1試合に登場したウォズニアキは、2004年の今大会覇者であるクズネツォワに第1セットを先取されるも、続く2セットをタイブレークの末に奪い、2時間23分で逆転で自身初となるグランドスラム8強入りを果たした。
この試合でクズネツォワは、9本のサービスエースと59本のウィナーを決めるなど終始攻め続けたが、その一方で63本もの凡ミスを犯すなど出入りの激しいプレーが勝敗に響いた。対するウォズニアキは、ウィナーの数こそ16本とクズネツォワに遠く及ばなかったが、凡ミスはわずかに25本と堅実なプレーで勝利を呼び寄せた。
キャリア初めてグランドスラム準々決勝の舞台に臨むウォズニアキは、地元勢の17歳、M・オーディンとベスト4を懸けて対戦する。オーディンは第13シードのN・ペトロワ(ロシア)を1-6, 7-6 (7-2), 6-3の逆転で下し、ベスト8進出を決めている。
2回戦で第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)、3回戦で第29シードのM・シャラポワ(ロシア)を破っているオーディンは、今大会3度目となるシード選手からの勝利を奪い、初のグランドスラム8強進出を果たした。
試合後の会見でオーディンは「どうやったか説明するのは難しいわ。ただ分かっているのは、今ここに私がいるということ。私の目標でしたし、ここに勝ち残っている人たちに対抗できます、誰が相手であっても問題ではないです。誰が相手でもチャンスはあります。」と今の心境についてコメントしている。
またオーディンは、2回戦から4回戦までの3試合をセットダウンからの逆転で勝利している。そのことについてオーディンは「第1セットを失うつもりはありません。時々スロースタートになる時があります。多分、緊張しているのでしょう。」と笑いながら答えた。
もう一方の準々決勝では、世界ランク50位のY・ウィックマイヤー(ベルギー)と同52位のK・ボンダレンコ(ウクライナ)が対戦することとなった。ウィックマイヤーは、3回戦で第1シードのD・サフィーナ(ロシア)を破ったP・クヴィトバ(チェコ共和国)を4-6, 6-4, 7-5の逆転で下し、ベスト8入りを果たしている。
19歳のウィックマイヤーは、これまでのグランドスラムでは今年の全仏オープンでの2回戦進出が最高成績だった。「もし今まで準々決勝に進出したことがなかった、もし2回戦浸出が最高成績だとしたら、何かを期待するなんて無理だと思うわ。」とウィックマイヤーは喜びを語った。
一方のボンダレンコは世界ランク40位のG・ドゥルコ(アルゼンチン)に6-0, 6-0で完勝、準々決勝に駒を進めている。「とても驚いているわ。だけど、このために練習してきているし、その成果が出たということね。」とコメントを残したボンダレンコは、わずか47分で自身初となるメジャーベスト8の座を手に入れた。
この結果、女子シングルスのトップハーフに勝ち残った4人全てが初のグランドスラム準々決勝進出となった。
今大会の優勝賞金は160万ドル。
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