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女子テニスツアーの広州国際女子オープン(中国/広州、賞金総額22万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第5シードのS・ペア(イスラエル)が第8シードのA・ブリアンティ(イタリア)を6-3, 6-4で下し、見事、優勝を飾った。ペアのWTAツアー優勝は4度目だが2006年以来のことで、久々のタイトル。また同時に優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
両者ともに1セットも落とさない形での決勝進出だったが、ツアー初の決勝進出のためか、やや気負っていたブリアンティをペアが攻め立て、ストレート勝ちを収めた。
試合後、ペアは「優勝できて本当にうれしい。決勝進出は2年半ぶりだったから、このタイトルは自分にとって大きな意味を持っている。」と話した。
「試合開始当初は、彼女(ブリアンティ)が試合の主導権を握っていた。一方、自分は少し緊張していた。ボールをうまくとらえられていなかった。でも後でリズムを取り戻すことができた。完璧な試合ではなかったけど、勝つことができた。」
ペアは2006年にパタヤ、プラハ、イスタンブールの大会で優勝し、2007年のメンフィスの大会でもV・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れたものの準優勝を果たしていた。しかしその後、ツアー決勝からは遠ざかっていた。
一方の29歳ブリアンティは、今季絶好調で、7月のスロベニア・オープンでは過去最高の準決勝進出を果たし(第1シードのD・サフィーナ(ロシア)に敗退)、そして今大会では決勝進出を果たした。準決勝では日本のエース森田あゆみ(日本)にストレート勝ちを収めている。
今大会では第2シードの鄭潔(中国)が大会直前に左手首の故障で棄権、第3シードのS・ポン(中国)も準決勝で右手首の故障で棄権している。また第1シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)が2回戦で、第4シードのK・シュレボトニック(スロベニア)は1回戦で敗退していた。
ダブルス決勝では、O・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)/T・プーチェック(ベラルーシ)のベラルーシ・ペアがクルム伊達公子(日本)/スン・ティエンティエン(中国)組を3-6, 6-2 [10-8]で下し、優勝した。伊達組は天王山のスーパータイブレークで5-2とリードしていたが、そこからベラルーシ・ペアが反撃、残りの11ポイントのうち8ポイントを奪い、見事、タイトルを手中に収めた。これでゴヴォルツォバはツアー2勝目、T・プーチェックは同5勝目となった。
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