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女子テニスのツアー最終戦であるソニー・エリクソン・チャンピオンシップ(カタール/ドーハ、賞金総額455万ドル、ハード)は大会3日目の29日、ホワイト・グループのラウンドロビン1試合が行われ、第4シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が第9シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)を6-0, 6-7 (3-7), 6-4のフルセットで破り、今大会2勝目を挙げた。
左のももにテーピングを巻いた状態で試合に臨んだウォズニアキは、第3セットで2度のメディカル・タイムアウトを要求すると、ラストゲーム30−15で遂には両足のけいれんを起こし、コートに倒れこんでしまう。しかし、そこから立ち上がったウォズニアキはこのゲームをキープ、2時間48分の死闘に終止符を打った。
試合を決めた瞬間、19歳のウォズニアキは泣きじゃくり、足を引きずりながら自分のベンチに戻った。「どうやって勝ったのか分からないわ。だけど、とても満足しています。」
今季のUSオープンで準優勝を果たしているウォズニアキは、これでラウンドロビン2勝となり、予選突破に向けて大きく前進した。第3セット第4ゲームから足のけいれんが始まったというウォズニアキは「あの時からどんどん悪くなりました。今は気分も良くなりました。クールダウンしましたし、マッサージも受けました。明日の試合のために、できることは何でもします。」と、満身創痍ながらも明日の試合に意欲を見せていた。
第1セットをベーグルで先取したウォズニアキは、第2セットでもゲームカウント5−2と大きくリードし、試合はストレートで終わると思われた。しかし、そこから昨年準優勝のズヴォナレーワが粘り、3ゲームを連取して追いつくと、タイブレークの末に第2セットを奪取、試合はファイナルセットに突入する。
第3セットに入ると、お互いに一進一退の攻防が続いた。しかし、第9ゲームでブレークに成功したウォズニアキが5−4と決定的なリードを奪うと、続く第10ゲームで両足のけいれんを乗り越えキープし、勝利を収めた。
この結果、ウォズニアキは通算2勝0敗でホワイト・グループの暫定トップとなり、今大会初出場ながらベスト4進出を大きく手繰り寄せた。この他の選手では、V・アザレンカ(ベラルーシ)とJ・ヤンコビッチ(セルビア)が1勝1敗としており、予選突破に可能性を残している。
また、D・サフィーナ(ロシア)の棄権により今大会の出場権を得ていたズヴォナレーワであったが、この試合の後に右足首の負傷を理由に今大会からの棄権を表明しており、その代わりに補欠2番手であったA・ラドワンスカ(ポーランド)が出場することになっている。
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