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クレマンがツォンガ破りベスト4入り◇リヨン・グランプリ

男子テニスツアーのリヨン・グランプリ(フランス/リヨン、賞金総額65万ユーロ、ハード)は30日、シングルス準々決勝が行なわれ、主催者推薦のA・クレマン(フランス)が、第1シードのJW・ツォンガ(フランス)を5-7, 6-4, 7-6 (10-8)の逆転で下し、ベスト4に進出した。

世界ランク119位のクレマンに対し、同8位のツォンガは27本のサービスエースを決めるなどファーストサーブ時には順調にポイントを重ねたものの、セカンドサーブ時には34本中わずか10本しかポイントを獲得できなかった。

2000年の今大会覇者で2003年には準優勝を果たし、今年で13度目の出場となるクレマンは、準決勝で第3シードのI・リュビチッチ(クロアチア)と対戦する。リュビチッチは、F・セラ(フランス)を7-6 (8-6), 6-2で下し、地元勢によるベスト4独占を阻止している。

2001年のチャンピオンであるリュビチッチは、16本のサービスエースを放つなどサービスゲームでセラを圧倒すると、第2セットで2度のブレークに成功し1時間22分で昨年5月以来となるツアー4強入りを決めた。

元世界ランク3位のリュビチッチは「今年最初の準決勝進出ができて、とても気分がいいね。もし今シーズンをトップ20で終えれたら、本当に良いシーズンになると思う。自分のランキングにふさわしい場所に帰ってこれた気がするし、コートでも気分が良いよ。」とコメントを残した。

第2シードのG・シモン(フランス)は、第5シードのJ・ベネトー(フランス)を7-6 (7-5), 6-3のストレートで退け、ベスト4に名を連ねている。

ロンドンで開催されるツアー最終戦の残る2つの出場権争いの渦中にいるシモンは「ここには優勝するために来たんだ。まだ2試合残っているし、もちろんとても難しい試合になるだろう。」と、地元でのタイトル獲得に意欲をみせていた。

世界ランク12位のシモンは、主催者推薦のM・ロドラ(フランス)と準決勝で対戦する。ロドラは、ダブルスパートナーでもあるM・ジケル(フランス)を7-6 (7-5), 6-4で下し、今大会8度目の出場で初のベスト4入りを果たしている。

今大会の優勝賞金は10万3400ユーロ。

(2009年10月31日13時18分)
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