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男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、賞金総額175万5000ドル、インドアハード)は6日、シングルス準々決勝を行い、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が、地元勢で第6シードのS・ワウリンカ(スイス)を3-6, 7-6(7-5), 6-2の逆転で下し、準決勝に駒を進めた。
第1セットの第8ゲームでブレークを許したジョコビッチは、そのまま同セットを3−6で落としワウリンカに先制される。
第2セットでも第7ゲームのサービスをブレークされ3−4とリードされるジョコビッチであったが、すぐにブレークバックし、何とかタイブレークに持ち込む。タイブレークではジョコビッチが早々にリードを重ね、最後はワウリンカのバックがベースラインを割り、ジョコビッチが7−5で取って第2セットを奪い返す。
ジョコビッチはそのまま勢いを保持し、第3セットを4−0でリードすると、そのまま6−2で同セットを奪い、見事、逆転勝ちを決めた。
ジョコビッチは昨日、J・ヘルニチ(チェコ共和国)を6-0, 6-0のダブル・ベーグルで下していたが、1日経った準々決勝では大苦戦を強いられた。
試合後、ジョコビッチは「今日の試合は試金石以上のものだった。何とか粘ったよ。第2セットが終わるまで、ほとんど彼(ワウリンカ)が試合を支配していた。」と接戦を振り返った。
これでジョコビッチは、今季出場した20大会で準決勝進出は14大会目となった。また今季69勝はツアー最多を誇る。
ジョコビッチは準決勝で試合巧者の第5シードR・シュティエパネック(チェコ共和国)と対戦する。
シュティエネパネックは準々決勝で第4シードのM・チリッチ(クロアチア)と対戦、4-6, 6-3, 6-3で下してのベスト4入り。
両者は今月末のロンドンでのツアー最終戦の残りの切符をめぐってレースを続けているが、今回の対戦で敗退したチリッチは、来週から始まるBNPパリバ・マスターズ(パリ)で優勝しなくてはならなくなった。
一方、ドローの他の山では、主催者推薦で出場している地元勢のM・キウディネッリ(スイス)がR・ガスケ(フランス)を6-1, 6-3で圧倒し、準決勝進出を決めた。ガスケは肩に故障を抱えていた。
故障に悩まされ続けてきた28歳のキウディネッリは、準決勝で幼少時のライバルであるR・フェデラー(スイス)と対戦する。第1シードのフェデラーは、この日の最後の試合となった準々決勝で予選勝者のE・コロレフ(ロシア)を6-3, 6-2で下してベスト4進出を決めている。
今大会の優勝賞金は29万1700ユーロ。
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