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12月4日から6日にかけて行われる男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップの決勝は、スペインとチェコ共和国の間で争われる。前年度覇者であるスペインが、チェコ共和国を地元バルセロナへ招いて得意のクレーで2連覇をかけて迎え撃つ。
過去3度優勝経験のあるスペインは、初優勝した2000年と同じ場所であるバルセロナは「パラウ・サン・ジョルディ」を会場に選び、地元の観客の前での勝利に燃える。
その初優勝時にメンバーとして出場したA・コスタ(スペイン)を監督とするスペインは、R・ナダル(スペイン)(世界ランク2位)、F・ベルダスコ(スペイン)(同9位)、D・フェレール(スペイン)(同18位)、F・ロペス(スペイン)(同47位)の強力な布陣で臨む。
対するチェコ共和国はJ・ナブラチルナを監督に、R・シュティエパネック(チェコ共和国)(世界ランク12位)、T・ベルディフ(チェコ共和国)(同20位)、J・ハジェク(チェコ共和国)(同102位)、L・ドロウィー(チェコ共和国)(世界ダブルス・ランキング6位)の布陣でスペインに挑む。
先週、イギリスはロンドンで行われた『ATPワールド・ツアー・ファイナルズ』で、まさかの全敗を喫したスペインのエースであるナダルに不安の声も上がるが、それは全く関係ないと警戒するチェコ共和国のエース、シュティエパネック。
「ロンドンでのナダルの敗戦を考えて?それは全く関係ないね。このバルセロナのクレーコートに立った時の彼は、完全に別人に変わっているはずだからね。しかも、我々はアウェーなんだから。」
ナダルのコーチで伯父のトニーが、ナダルが気力を失せていると状態を懸念しているが、当のナダルは「トニーには彼の考えがる。でも、自分の気力は充実しているし、いつも通りさ。優勝したいと言う強い思いで、この決勝に臨めることに、大きな喜びを感じているんだ。」と、闘志を燃やしている。
スペインはデビスカップにおいて、地元での試合は負け無しの17連勝中で、クレーでの試合も19連勝中と、今回の決勝戦では圧倒的に有利に立っている。もし2連覇を達成すると、1998年のスウェーデン以来となる。
同大会は、シングルス、ダブルスともに5セットマッチで行われ、金曜日にシングルス2試合、土曜日にダブルス1試合が行われ、日曜日には対戦相手を交代してシングルス2試合が行われる。対戦相手は初戦前日の木曜日に決定される。
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