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元世界4位のブレークが2回戦へ◇BNPパリバ・マスターズ

男子テニスツアーのはBNPパリバ・マスターズ(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額364万5000ドル、ハード)は金曜日に1回戦残りの試合を行い、元世界ランク4位のJ・ブレーク(アメリカ)D・ヒメノ=トラバー(スペイン)を6-3, 6-2のストレートで下し、2回戦進出を決めた。

現在は世界52位のブレークは世界98位のヒメノ=トラバーを終始圧倒、ストレート勝ちを収めた。ブレークは2回戦で第13シードのD・フェレール(スペイン)と対戦する。

男子アジア勢で最近好調ぶりをみせているルー・イェンスン(台湾)O・エルナンデス(スペイン)と対戦、6-1, 6-2のスコアで一蹴し、2回戦進出を決めた。イェンスンは2回戦で第7シードのA・ロディック(アメリカ)と対戦する。

ロディックは先月、サンノゼとメンフィスの大会に出場していたが、デビスカップの1回戦の出場は故障などを原因に取りやめていた。エースを欠いたアメリカは今月7日、セルビアに敗れた。

ロディックは世界1位のR・フェデラー(スイス)や同2位のN・ジョコビッチ(セルビア)、3位のR・ナダル(スペイン)、4位のA・マレー(英国)が出場している大きな大会にワクワクしている、と語っている。今大会は今シーズン初のATPマスターズ1000の大会となっている。

フェデラーとナダルが大会に出場するのは全豪以来のことで、フェデラーは全豪で優勝した一方で、ナダルは膝の故障のため準優勝したマレーに準々決勝で敗れていた。

ロディックは「全豪以降は各選手がそれぞれのスケジュールで動いているけど、今大会は再びトップ選手が集まっている。その緊張感を感じるよ。」と話している。

その他の試合結果は以下の通り。

M・マトセビッチ(オーストラリア) ○-× M・ロドラ(フランス), 6-3, 6-0
D・ナルバンディアン(アルゼンチン) ○-× S・クーベック(オーストリア), 6-2, 7-6 (7-2)
R・メロ(ブラジル) ○-× H・ゼバロス(アルゼンチン), 2-6, 6-3, 6-4
D・セラ(イスラエル) ○-× J・レヴィン(アメリカ), 6-2, 6-2
A・セッピ(イタリア) ○-× R・ジネプリ(アメリカ), 2-6, 7-6 (7-5), 6-3
N・アルマグロ(スペイン) ○-× M・ズベレフ(ドイツ), 6-3, 6-2
S・グロイル(ドイツ) ○-× R・ガスケ(フランス), 7-6 (8-6), 7-6 (9-7)
T・デ・バッカー ○-× M・ダニエル(ブラジル), 6-3, 6-3
P・H・マチュー(フランス) ○-× B・ベッカー(ドイツ), 6-3, 6-1
S・スタコフスキ(ウクライナ) ○-× W・オディスニク(アメリカ), 6-1, 6-4
V・ハネスク(ルーマニア) ○-× J・I・チェラ(アルゼンチン), 6-3, 7-6 (7-4)
E・コロレフ(ロシア) ○-× F・マイヤー(ドイツ), 6-3, 6-2
A・クレマン(フランス) ○-× P・ルクザック(オーストラリア), 4-6, 6-3, 6-2
P・ロレンジ(イタリア) ○-× M・ラッセル(アメリカ), 6-2, 7-5

腰の手術から復帰の元世界3位ナルバンディアンが勝利をあげた一方で、コカイン疑惑が晴れたガスケは両セットタイブレークの接戦の末に敗れている。

今大会の優勝賞金は60万5500ドル。

(2010年3月13日13時08分)
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