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男子テニスツアーのハッサン2世グランプリ(モロッコ/カサブランカ、賞金総額39万8250ユーロ、クレー)は5日に開幕し、初日にシングルス3試合が行われたが、シード選手で唯一登場した第5シードのP・H・マチュー(フランス)が、O・エルナンデス(スペイン)に6-7 (7-9), 3-6のストレートで敗れる波乱の幕開けとなった。
第1セットは両者1度ずつブレークを奪い、全く譲らない展開から、タイブレークへともつれ込んだ。そのタイブレークでもどちらに転がってもおかしくない展開から、最後はエルナンデスが僅差で先取に成功した。集中を切らせてしまったマチューは続く第2セットでは1度ブレークを奪うも、2度のブレークを許してしまい、万事休す。
エルナンデスは昨年の9月からグランプリ大会レベルでは12大会連続初戦敗退を喫したいた。うち8大会は今年に入ってからで、7ヶ月ぶりにATP大会での勝利を飾った。
一方、2007年のチャンピオンであるマチューはオフシーズンに痛めた太腿の怪我のため、今シーズンの開幕に出遅れ、先に行われたインディアンウェルズ大会が今季初のトーナメント出場となっていた。今大会は主催者推薦枠を受けての出場だった。
31歳とベテランのエルナンデスは2回戦でP・スタラーチェ(イタリア)と対戦する。スタラーチェはP・ルクザック(オーストラリア)を6-3, 7-5で下しての勝ち上がり。
スタラーチェも全豪オープン前哨戦のシドニー大会でベスト8入りしてから、全豪含めATPレベルでの大会では7大会で初戦敗退を喫していた。しかしこの日は、第1サーブが88%と高い確率で入ると、その第1サーブでは67%、第2サーブでも86%と高い確率でポイントを奪い、終始試合をコントロールしていた。
その他の試合では、M・グラノジェルス(スペイン)がR・ハース(オランダ)を7-6 (9-7), 7-6 (7-5)とストレートながら、各セットタイブレークにもつれる接戦を制した。グラノジェルスは2回戦で第2シードのG・ガルシア=ロペス(スペイン)と顔を合わせる。
今大会は上位4シード選手が1回戦を免除されており、2回戦からの登場となっている。第1シードはS・ワウリンカ(スイス)、第2シードはガルシア=ロペス、第3シードはV・ハネスク(ルーマニア)、第4シードはL・クボット(ポーランド)と続く。
今大会の優勝賞金は7万2150ユーロ。
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