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女子テニスツアーのアンダルシア・テニス・エクスペリエンス(スペイン/マルベーリャ、賞金総額22万ドル、クレー)は金曜日にシングルス準々決勝を行い、第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が第5シードのMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)に4−0とリードしながらも突然の太腿の痛みから試合続行が出来ず棄権敗退で大会を去った。
アザレンカはこの日は好スタートを切ったが、突然右太腿の裏に激しい痛みに襲われてしまった。メディカル・タイムアウトを取り、コートサイドで治療を受けたアザレンカは、マッサージを受けテーピングを施しコートへ戻るも、数分後には自身で試合続行が不可能と判断し棄権を申し入れてコートを去った。
思わぬ形で勝利が転がり込んだマルチネス=サンチェスは、今季初のベスト4進出を果たした。準決勝では同胞で第8シードのC・スアレス・ナバロ(スペイン)と対戦する。スアレス・ナバロはT・マレック(ドイツ)を4-6, 6-1, 6-2の逆転で下してのベスト4入り。
第2シードのF・ペネッタ(イタリア)は予選を勝ち上がったS・ハレプ(ルーマニア)を6-4, 7-6 (7-4)のストレートで退け、トップ4シードで唯一ベスト4進出を果たした。世界ランク166位のハレプは、18歳の伸び盛りの選手でWTAツアー初の8強入りだったが、ペネッタの前に快進撃に終止符が打たれた。準決勝では同胞のS・エラーニ(イタリア)と対戦する。
「彼女(ハレプ)はとても若くて積極的なプレーをしていたわ。素晴らしいテニスをしていたから、タフな試合だった。」とハレプを称賛していた。準決勝へ向けては「サラ(エラーニ)はとても親しいし、以前も対戦したことがあるの。きっと明日も厳しい試合になるはずよ。」と、対戦に気を引き締めていた。
エラーニは予選勝者のB・ガルシア=ビダガニーを6-7 (5-7), 6-4, 6-3の逆転で退けての勝ち上がり。ガルシア=ビダガニーは前日、K・クレイステルス(ベルギー)を破る大金星を上げて勝ち上がって来たが、この日はその試合の疲れが残ったのか、徐々に失速し、エラーニの壁を破ることは出来なかった。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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