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女子テニスツアーのストラスブール国際(フランス/ストラスブール、賞金総額22万ドル、クレー)は月曜日に初日を迎え、第1シードのM・シャラポワ(ロシア)がR・クリコバ(ロシア)を6-3, 3-6, 6-1で下し1回戦突破を決めた。日本から唯一出場している森田あゆみ(日本)は、A・ロディオノワに2-6, 6-3, 7-5の逆転で破れ、初戦突破とは行かなかった。
大会直前に出場希望を表明したため主催者推薦を受けて出場したシャラポワは、大会初日にセンターコートに登場した。第1セットを順当に先取したシャラポワだったが、第2セットに入るとクリコバにリズムを奪われてしまい、勝敗の行方は第3セットへともつれ込んだ。
第3セットでは、底力を発揮したシャラポワが自身のサービスゲームでは1度もブレークポイントを与えず、逆にクリコバのサービスを2度ブレークし、今季クレーでの初勝利を飾った。
先週のマドリッド大会でクレーでの初戦に臨んだシャラポワだったが、L・サファロバ(チェコ共和国)にストレートで破れていた。元世界ランク1位の彼女だが、今季は右肘の怪我に苦しむなど、ここ数年は怪我に泣かされて思うようなプレーができておらず、全仏オープンへ向けて調子を上げたい。2回戦はT・マレック(ドイツ)と予選勝者のD・エヴティモワの勝者と対戦する。
世界ランク86位の森田は、同99位のロディオノワに対し第1セットを先制したものの第2セットを奪われてしまう。しかし第3セットの序盤で2度のブレークを奪った森田が5−2とリードし、サービング・フォー・ザ・マッチを迎えた。
そこで勝利を意識したのか、それまでの勢いに陰りが見えた森田にロディオノワが一気に付け込んだ。第8、第10、第12ゲームと立て続けに森田のサーブをブレークし5ゲームを連取、2時間2分の接戦を終盤での逆転でロディオノワが制した。
終盤の粘りで森田を振り切ったロディオノワはベスト8入りをかけて、第8シードのE・バルタチャ(英国)と予選勝者のS・シルステア(ルーマニア)の勝者と2回戦を行う。
その他の試合では、第2シードのE・ヴェスニナ(ロシア)が敗れる波乱があった。その波乱を演じたのはV・キング(アメリカ)で、ヴェスニナを6-4, 6-1のストレートで退けた。ダブルス巧者で知られるキングは、2回戦でA・コルネ(フランス)と顔を合わせる。コルネはこの日、Y・チャン(台湾)を6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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