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女子テニスツアーのワルシャワ・オープン(ポーランド/ワルシャワ、賞金総額60万ドル、クレー)は19日、シングルス2回戦8試合を行い、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)は順当にベスト8入りを決めたが、第2シードのE・デメンティエワ(ロシア)は予選勝者のT・ピロンコバ(ブルガリア)に5-7, 6-4, 4-6で早くも敗れ大会を去った。
第1セットを接戦の末に奪われたデメンティエワであったが、第2セットでは本来のプレーを取り戻しセットオールと試合を振り出しに戻した。勢いそのままに第3セットでは、序盤で2度のブレークをピロンコバから奪いリードしたデメンティエワであったが、徐々にピロンコバに流れが移りブレークバックを許してしまう。そのまま勢いを取り戻せなかったデメンティエワは、リードを守りきれず2時間57分のマラソンマッチの末に早くも大会を去ることとなった。
世界ランク100位のピロンコバは予選を3回勝ち上がっての本戦入りだった。「予選を戦ったことがアドバンテージになったとは言わないわ。もちろんコートやサーフェスには慣れてはいたけど、逆に第3セットではとても疲れてしまったの。」とピロンコバは自身4度目となるトップ10選手からの勝利後に試合を振り返った。
デメンティエワは今季クレーシーズンに入って3大会に出場し、2勝3敗といずれも上位進出を果たせず精彩を欠いている。ピロンコバは前年度チャンピオンのA・ドゥルゲグ(ルーマニア)と準々決勝で対戦する。2連覇を狙うドゥルゲグはT・バシンスキー(スイス)を6-2, 6-4のストレートで下しての8強入り。
デメンティエワの敗戦後に試合に臨んだウォズニアキは、P・エルコグ(スロベニア)を2-6, 6-3, 6-4の逆転で下して準々決勝へ駒を進めた。第1セットを奪われたウォズニアキはデメンティエワ同様、波乱に巻き込まれてしまうのかと思われたが、第2セットからリズムを取り戻すことに成功。得意のストロークでエルコグを攻め、第2、第3セットとも1度ずつブレークされるも、2度のブレークを奪い勝利を決めた。
その他のシード勢も順当にベスト8へ名を連ねた。第3シードのN・リー(中国)は主催者推薦のK・ピテールを6-0, 6-3で一蹴。第5シードの鄭潔(中国)もT・ガルビン(イタリア)を6-1, 6-1と危なげなく退けた。第6シードのA・ボンダレンコ(ウクライナ)はB・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国)を6-2, 6-4のストレートで下した。
リーはM・リバリコワ(スロバキア)を7-6 (9-7), 6-3で倒したS・エラーニ(イタリア)と、鄭潔はウォズニアキと、ボンダレンコはK・ザコパロバ(チェコ共和国)を6-4, 6-4のストレートで破った予選勝者のG・アーン(ハンガリー)とそれぞれベスト4入りを懸けて準々決勝を行う。
今大会の優勝賞金は9万8500ドル。
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