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女子テニスツアーのAEGONクラシック（イギリス/バーミンガム、賞金総額２２万ドル、芝）は８日、シングルス１回戦が行われたが、悪天候に阻まれ３試合しか終了できず、日本期待の森田あゆみ（日本）がＭ・カメリン（イタリア）を6-2, 3-6, 6-2のフルセットで下し２回戦進出を決めた。

この日は降りしきる雨のため試合開始も遅れるなか、わずかな雲の隙間を縫って行われた試合で森田は１回戦に登場した。世界ランク１０４位の森田は同１２１のカメリンに第２セットは２度のブレークを許すなどフルセットに持ち込まれる苦しい展開を強いられたが、１時間５７分で勝利を収めた。

森田は２回戦では、前日に予選を勝ち上がった土居美咲（日本）を下した第１３シードのＡ・クルベール（ドイツ）と対戦する。

その他の試合では、第９シードのＡ・ウズニアッキ（カナダ）がＡ・モリック（オーストラリア）を7-5, 6-1で、第１６シードのＶ・キング（アメリカ）がＫ・フリッペンス（ベルギー）を6-4, 6-0といずれもストレートで破り２回戦進出を決めた。

ウズニアッキはサーブ＆ボレーを見せるモリックに対し、第１セットは接戦を強いられるも、第２セットは全く臆する事無く６８分で勝利を決めた。アメリカのフェドカップ・メンバーではダブルス・プレーヤーとして起用されているキングは、そのボレー能力をいかん無く発揮し、ジュニア時代にウィンブルドンとＵＳオープンを制したフリッペンスをわずか５１分で退けた。

ウズニアッキはＡ・リスケ（アメリカ）と、キングはＡ・クドリャフツェワ（ロシア）と、それぞれ２回戦で対戦する。

この日は他２試合が試合の途中で順延となった。第１５シードのＫ・バロア（ドイツ）がＫ・シュプレム（クロアチア）に対し2-1のところで、Ｊ・クレイバス（アメリカ）がラッキールーザーのＳ・ファーガソン（オーストラリア）に7-5, 3-4とリードしたところで、翌日へと順延となった。

その他、第２シードのＭ・シャラポワ（ロシア）対Ｂ・マテック（アメリカ）、第３シードのＹ・ウィックマイヤー（ベルギー）対Ｌ・ロブソン（英国）の試合などは試合を開始することなく順延が決まった。

今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。