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マレー、ロディックが順当に3回戦へ◇AEGON選手権

男子テニスツアーのAEGON選手権(イギリス/ロンドン、賞金総額62万7700ユーロ、芝)は火曜日、残りのシングルス1回戦9試合と2回戦4試合を行い、2回戦に登場した第3シードのA・マレー(英国)、第4シードのA・ロディック(アメリカ)が3回戦進出を決める中、第6シードのG・モンフィス(フランス)は敗れ早くも大会を後にした。

今大会は上位8シード選手が1回戦を免除されているため、この日の2回戦が初戦となった昨年のチャンピオンのマレーはT・ナバロ(スペイン)を7-6 (10-8), 6-3と1時間25分で振り切った。

第1セットは相手に2度のセットポイントを握られるもそこから挽回する粘り強さを発揮。「厳しい初戦だった。スペインの選手だったから、あれだけネットへつめて来るプレーをするとは想像していなかった。今年はまだサーブ&ボレーをする選手と対戦していなかったから、とても良い経験になったし、彼はかなり良いプレーをしていたよ。」とマレーは、ナバロのトリッキーなプレーに驚きを隠せなかった。

今大会では過去4度の優勝を誇るロディックは、I・クニツィン(ロシア)を6-2, 6-1とわずか50分で圧倒。この日は12本のサービスエースを記録し、クニツィンから5回のブレークを奪うなど、ロディックは全くクニツィンにテニスをさせなかった。3回戦では第14シードのD・セラ(イスラエル)G・ミュラー(ルクセンブルグ)の勝者と対戦する。

この日の2回戦で初戦を迎えた第6シードのモンフィスだったが、R・シュトラー(ドイツ)に3-6, 7-6 (7-4), 2-6のフルセットで破れ大会を去ることとなった。1回戦で錦織圭(日本)を下した第11シードのR・ガスケ(フランス)は、R・ラム(アメリカ)を6-3, 7-5のストレートで倒し、順当に3回戦へ駒を進めた。

3回戦では、シュトラーとガスケがベスト8入りを懸けて対戦する。

この日行われた1回戦では、第10シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)、第15シードのA・セッピ(イタリア)が敗れる中、第13シードのS・ヒラルド(コロンビア)が2回戦進出を決めた。

ティプサレビッチはM・グラノジェルス(スペイン)に4-6, 6-3, 3-6で、セッピは主催者推薦のB・トミック(オーストラリア)に3-6, 7-5, 3-6と、いずれもフルセットで敗れ去った。全仏オープンの1回戦で錦織に敗れたヒラルドはE・コロレフ(ロシア)を7-6 (8-6), 4-6, 6-3の接戦で退けている。

グラノジェルスはM・ラッセル(アメリカ)を7-6 (8-6), 6-3で下したM・ジケル(フランス)と、トミックは予選勝者のD・ツルスノフ(ロシア)を6-2, 7-6 (7-3)で破ったX・マリス(ベルギー)と、ヒラルドはS・デウバーマン(インド)を6-1, 6-4で倒したM・フィッシュ(アメリカ)とそれぞれ2回戦で対戦する。

その他の試合結果は以下の通り。

N・マウー(フランス) ○-× ルー・イェンスン(台湾), 7-6 (7-2), 6-4
G・ディミトロフ(ブルガリア) ○-× A・ボグダノビッチ(英国), 4-6, 6-3, 6-4
D・ブラウン(ジャマイカ) ○-× F・ダンチェビッチ(カナダ), 7-5, 6-7 (4-7), 6-4

今大会の優勝賞金は7万9250ユーロ。

(2010年6月9日9時31分)
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