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フェデラーが逆転で初戦突破◇ウィンブルドン

テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会初日の21日、男子シングルスのトップハーフ1回戦32試合が行われ、ディフェンディング・チャンピオンで第1シードのR・フェデラー(スイス)が、5-7, 4-6, 6-4, 7-6 (7-1), 6-0と2セットダウンからの逆転でA・ファリャ(コロンビア)を下し、初戦敗退の危機を切り抜けた。

今大会では7年連続での決勝進出を果たしているフェデラーであったが、この日は予想外の展開となった。「何とか生き延びたよ。僕が負けるべき試合だった。グラスコートでは時々起こりうることなんだよ。」とフェデラーは試合について述べている。

世界ランク60位のファリャは、これまでフェデラーと4度の対戦があるものの、1セットも奪えずに全敗を喫していた。しかし、この日のファリャは序盤からスーパープレーを連発し、今大会で6度の優勝を誇るフェデラーを追い詰めた。

試合の流れが変わったのは第4セット第10ゲーム、このセット序盤でブレークを奪っていたファリャがサービング・フォー・ザ・セットの大チャンスを迎え、勝利まで3ポイントまで迫ったが、この土壇場でフェデラーがブレークバックに成功、タイブレークの末に2セットオールとした。

ファイナルセットでは勢いを取り戻したフェデラーがファリャを圧倒、3時間を超えるマラソンマッチを制し、グランドスラムでは3試合連続となる2セットダウンからの逆転勝利を収めた。

しかしフェデラーにとって、初戦での2セットダウンからの逆転は初めてのこと。「本当に心地よくなかったよ。僕にとって2セットダウンは普通じゃないよ。特にウィンブルドン、しかも早いラウンドではね。全く慣れていないことだったよ。」とコメントしている。

この日の1回戦でR・ラム(アメリカ)を6-3, 6-2, 6-2で下し、2回戦進出を決めた第5シードのA・ロディック(アメリカ)は「誰かがこれを予想していたとは思えない。皆がとても驚いているよ。特に試合は進むにつれて現実味を帯びてきた時にはね。」と、驚きを隠さなかった。

実際にこの日は数人のシード選手が早くも大会を去る結果に終わっているが、その全てはこの試合の話題にかき消されてしまっている。

今大会でディフェンディング・チャンピオンが初戦で敗退したことは、オープン化以降2度しかない。しかしながらフェデラーは、確実に不名誉な3人目となる方向に進んでいた。さらにフェデラーはここまでファリャから11セットを連取しているだけでなく、この1ヶ月の間に2回も勝利していた。

そのことについてファリャは「全ての選手がフェデラーと対戦したいんだよ。だけど1ヶ月に3回は多すぎだね。」とジョークで応えた。

一方のフェデラーは「彼のプレーは素晴らしかった。彼は僕をこのスコアまで追い詰めたんだからね。僕のプレーは悪くはなかったと思うから、名誉は彼のものだよ。」とファリャを称えた。

この日の初戦では、フェデラーに限らず上位陣の苦戦が相次いでおり、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)O・ロクス(ベルギー)に4-6, 6-2, 3-6, 6-4, 6-2で、第7シードのN・ダビデンコ(ロシア)K・アンダーソン(南アフリカ)に3-6, 6-7 (3-7), 7-6 (7-3), 7-5, 9-7と、それぞれ逆転で勝利、何とか初戦突破を果たしている。

この他の試合の結果は以下の通り。

F・マイヤー(ドイツ) ○-× M・チリッチ(クロアチア) (11), 6-2, 6-4, 7-6 (7-1)
T・ベルディフ(チェコ共和国) (12) ○-× A・ゴルベフ(カザフスタン), 7-6 (7-5), 6-2, 6-2
L・ヒューイット(オーストラリア) (15) ○-× M・ゴンサレス(アルゼンチン), 5-7, 6-0, 6-2, 6-2
J・メルツァー(オーストリア) (16) ○-× D・ブラウン(ジャマイカ), 6-3, 4-6, 6-2, 6-3
M・プルジシーズニー(ポーランド) ○-× I・リュビチッチ(クロアチア) (17), 7-5, 7-6 (7-5), 6-3
D・イストミン(ウズベキスタン) ○-× S・ワウリンカ(スイス) (20), 6-7 (5-7), 6-1, 2-6, 7-6 (7-4), 6-3
G・モンフィス(フランス) (21) ○-× L・メイヤー(アルゼンチン), 6-1, 7-6 (11-9), 6-2
F・ロペス(スペイン) (22) ○-× J・レヴィン(アメリカ), 7-6 (7-2), 3-6, 6-2, 6-3
A・モンタネス(スペイン) (28) ○-× P・ロレンジ(イタリア), 6-3, 7-6 (7-5), 6-2
P・コールシュライバー(ドイツ) (29) ○-× P・スタラーチェ(イタリア), 6-3, 3-6, 6-3, 6-0
P・ルクザック(オーストラリア) ○-× T・ロブレド(スペイン) (30), 2-6, 7-6 (7-3), 6-2, 7-5
V・ハネスク(ルーマニア) (31) ○-× A・クズネツォフ, 6-7 (4-7), 7-6 (7-3), 6-3, 1-6, 7-5
I・ボゾリャック(セルビア) ○-× N・マス(チリ), 7-6 (7-3), 3-6, 6-3, 7-6 (9-7)
R・ベランキス(リトアニア)(リトアニア) ○-× C・ボール(オーストラリア), 6-2, 6-0, 3-6, 7-6 (7-5)
M・イルハン(トルコ) ○-× M・ダニエル(ブラジル), 6-7 (4-7), 4-6, 6-2, 6-3, 6-1
M・フィッシュ(アメリカ) ○-× B・トミック(オーストラリア), 6-3, 7-6 (10-8), 6-2
B・エヴァンス(アメリカ) ○-× J・ウタ-ガルング(オランダ), 6-3, 7-6 (14-12), 6-3
M・ロドラ(フランス) ○-× J・ウィッテン, 6-4, 6-4, 6-7 (5-7), 6-3
T・デント(アメリカ) ○-× J・I・チェラ(アルゼンチン), 6-3, 6-7 (2-7), 7-6 (7-3), 7-5
T・ガバシュビリ(ロシア) ○-× J・デルガド, 2-6, 6-4, 6-4, 6-2
K・ベック(スロバキア) ○-× S・ベントゥーラ(スペイン), 6-3, 6-1, 4-6, 6-2
B・ベッカー(ドイツ) ○-× R・スウィーティング(アメリカ), 5-7, 6-2, 6-2, 6-4
ルー・イェンスン(台湾) ○-× H・ゼバロス(アルゼンチン), 7-5, 6-4, 6-3
D・ブランズ(ドイツ) ○-× I・アンドレエフ(ロシア), 7-6 (7-5), 7-6 (7-4), 7-5
R・シュトラー(ドイツ) ○-× D・ツルスノフ(ロシア), 6-2, 6-2, 6-3
V・トロイキ(セルビア) ○-× I・クニツィン(ロシア), 6-3, 6-4, 6-1
E・コロレフ(ロシア) ○-× E・シュワンク(アルゼンチン), 6-1, 7-6 (10-8), 4-6, 6-2
A・クレマン(フランス) ○-× J・ティプサレビッチ(セルビア), 6-3, 3-6, 6-4, 7-5

今大会の優勝賞金は100万ユーロ、日本円で約1億1200万円。

(2010年6月22日10時44分)
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