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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会5日目の25日、男子シングルス3回戦が行われ、2002年のチャンピオンで第15シードのL・ヒューイット(オーストラリア)が第21シードのG・モンフィス(フランス)に6-3, 7-6 (11-9), 6-4のストレートで勝利、4回戦に駒を進めた。
現在の世界ランクは26位ながらも、芝コートでの過去の実績が評価され今大会は第15シードとなっているヒューイットは、同20位のモンフィスから第1セット第8ゲームでブレークを奪いセットを先取すると、第2セットではお互いにサービスキープを続け、タイブレークの末に2セットアップと大きくリードする。
第3セットではお互いに1度ずつのブレークをして迎えた第10ゲーム、モンフィスのサービスゲームで0−40とし3本のマッチポイントを得たヒューイットに対し、ここでモンフィスが痛恨のダブルフォルト、あっけない幕切れでヒューイットの勝利となった。
試合を終えたヒューイットは「全部の試合は違うものだけど、今日の試合はレベルが違ったね。今日の試合は1週目を勝ち抜くかどうかだったんだ。試合はどんどんタフになってくるけど、トップ4に対抗できるくらいレベルを上げていくよ。」とコメントを残した。
今大会では7年連続となる4回戦進出を決めたヒューイットは、ベスト8進出を懸けて第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは第28シードのA・モンタネス(スペイン)を6-1, 6-4, 6-4のストレートで下し、2年連続となる4回戦進出を決めている。
1回戦ではA・ファリャ(コロンビア)にフルセットで、2回戦ではI・ボゾリャック(セルビア)に4セットで勝利している第1シードのR・フェデラー(スイス)は、A・クレマン(フランス)を6-2, 6-4 6-2で下し、今大会で初めてとなるストレート勝ちを収めた。
「早い段階でブレークを奪うことが出来た。第2セットでも同じで、後は勝利にむけて一直線だったね。僕にとっては堅実で良い試合だったし、エラーも少なくて攻撃も良かった。今は自分のプレーに満足しているよ。」とフェデラー。
さらにフェデラーは続けて「家でソファに座っているより、勝ち残ったほうが嬉しいね。タフな1週目だったから、週末のオフがとても楽しみさ。勝ち残ることが出来て興奮しているよ。」と2週目に残れたことを喜んでいた。
オープン化以降ではP・サンプラス(アメリカ)に並ぶ通算7度目の今大会制覇を目指すフェデラーは、4回戦で第16シードのJ・メルツァー(オーストリア)と対戦する。先の全仏オープンでベスト4に進出しているメルツァーは、第22シードのF・ロペス(スペイン)を4-6, 6-3, 6-2, 6-4の逆転で下し、グランドスラム2大会連続での4回戦進出を決めた。
この他の試合の結果は以下の通り。
A・ロディック(アメリカ) (5) ○-× P・コールシュライバー(ドイツ) (29), 7-5, 6-7 (5-7), 6-3, 6-3
T・ベルディフ(チェコ共和国) (12) ○-× D・イストミン(ウズベキスタン), 6-7 (1-7), 7-6 (7-5), 6-7 (8-10), 6-3, 6-4
D・ブランズ(ドイツ) ○-× V・ハネスク(ルーマニア) (31), 6-7 (7-9),, 6-7 (3-7), 7-6 (9-7), 6-3, 3-0, 途中棄権
ルー・イェンスン(台湾) ○-× F・マイヤー(ドイツ), 6-4, 6-4, 2-1, 途中棄権
またこの日は、残りのシングルス2回戦2試合も行われており、P・H・マチュー(フランス)が第13シードのM・ヨージニ(ロシア)を6-4, 2-6, 2-6, 6-3, 6-4で、T・デ=バッカー(オランダ)が第23シードのJ・アイズナー(アメリカ)を6-0, 6-3, 6-2でそれぞれ下し、3回戦進出を決めている。
N・マウー(フランス)との1回戦では3日間に及ぶテニス史上最長の試合を制したアイズナーであったが、その11時間以上の戦いの疲労から回復しきれず、7度のブレークをデ=バッカーに許し、なす術なく敗れている。
今大会の優勝賞金は100万ユーロ、日本円で約1億1200万円。
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