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クレイバノワ、ドゥルゲルらシード勢が2回戦へ◇GDFスエズ・グランプリ

女子テニスツアーのGDFスエズ・グランプリ(ハンガリー/ブタペスト、賞金総額22万ドル、クレー)は大会2日目の6日にシングルス1回戦残り12試合を行い、第1シードのA・クレイバノワ(ロシア)S・カラタンチェバ(ブルガリア)を7-5, 6-4で、第2シードのA・ドゥルゲルがS・ザラボバ(チェコ共和国)を6-2, 6-3で下すなど、シード勢が順当に2回戦進出を決めた。

クレイバノワは3月のインディアンウェルズでベスト8入りして以来、上位進出をしておらず、この日も第1セットでは4−1とリードしつつも4−5と逆転される苦しい展開ながら、終盤にまたブレークに成功し第1セットを先取。第2セットでは第6ゲームでカラタンチェバからブレークを奪い2時間8分で勝利を物にした。

「厳しい試合だった。今日は最高のテニスができたとは言えないわ。芝からクレーへと順応するのは大変。ロンドンからここへ着いたのは数日前で十分な準備が出来なかった。」と試合を振り返ったクレイバノワは、2回戦では予選勝者のL・ツレンコを6-3, 6-3で下したP・シュニーダー(スイス)と対戦する。

ドゥルゲルも芝からクレーへの変化に苦しみながらも、ザラボバを79分で退けた。「芝からクレーへ移動してプレーするのは簡単じゃなかった。初戦はいつも難しいもの。だから自分のテニスに集中することに気を付けたの。」と語ったドゥルゲル。2回戦ではA・チャクエタゼ(ロシア)と顔を合わせる。

その他第3シードのT・バシンスキー(スイス)が主催者推薦のT・バボスを6-4, 6-2で、第4シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)I・オラル(ルーマニア)を3-6, 6-4, 6-0の逆転で倒して順当に2回戦進出を果たした。

バシンスキーはI・ベネソバ(チェコ共和国)を4-6, 6-4, 6-0で破った主催者推薦のA・コルネ(フランス)と、メディーナ=ガリゲスはG・アーン(ハンガリー)と2回戦で対戦する。

その他の試合結果は以下の通り。

R・ビンチ(イタリア) ○-× T・ガルビン(イタリア), 7-5, 6-4
A・サバイ(ハンガリー) ○-× J・コスタニッチ・トシッチ(クロアチア), 6-3, 6-2
P・エルコグ(スロベニア) ○-× A・クレパック(スロベニア), 6-1, 6-2
A・セバストバ(ラトビア) ○-× A・ヤキモバ(ベラルーシ), 3-6, 6-2, 6-2
Y・モイスバーガー(オーストリア) ○-× M・ポチャノバ, 6-4, 7-5
Z・オンドラスコバ(チェコ共和国) ○-× S・シルステア(ルーマニア), 6-4, 6-2

先週まで行われていた今季3度目のグランドスラムであるウィンブルドンで、ベスト4入りの快進撃を果たしたT・ピロンコバ(ブルガリア)も今大会へ出場する予定だったが、右手首の怪我のため、大会が始まる前に欠場を申し入れていた。

今大会の優勝賞金は3万7000ドル。

(2010年7月7日10時28分)
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