男子テニスツアーのキャンベル殿堂テニス選手権（アメリカ/ニューポート、賞金総額４４万２５００ドル、芝）は６日、残りのシングルス１回戦１１試合が行われ、地元期待のＳ・クエリー（アメリカ）とＭ・フィッシュ（アメリカ）が揃って勝利、順当に２回戦に進出した。
クイーンズ大会の決勝でフィッシュを破り、キャリア初となる芝コートでタイトルを獲得していた今大会第１シードのクエリーはＪ・レビンに6-3, 6-3で、第５シードのフィッシュはＭ・ラッセル（アメリカ）に6-1, 6-2で勝利している。
試合を通して１５本のサービスエースを決めたクエリーは「サーブが本当に良かった。ミスも少なかったし、試合を通して堅実なプレーだったよ。」と自らのパフォーマンスを振り返った。
２２歳のクエリーは昨シーズンの夏にはロス・アンゼルス大会で優勝すると、インディアンウェルズとニューヘイブンでは準優勝に輝いていた。
「また良い夏のスタートだといいね、スケジュールを少し変更したし、去年よりお良い夏を迎えられるといいね。」」とハードコートシーズンへの意欲を語った。
今大会で過去３度のベスト８進出を果たしているフィッシュは、ラッセルのサービスゲームで５度のブレークに成功するなどし、わずか５１分で勝利を収めた。
またウィンブルドンでテニス史上最長の試合の末にＪ・イズナーに敗れたＮ・マウー（フランス）もこの日の１回戦に登場し、第３シードのＡ・ファリャ（コロンビア）に6-3, 1-6, 6-3のフルセットで勝利、初戦突破を決めている。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｓ・ヒラルド（コロンビア） (2) ○-× Ａ・ペヤ（オーストリア）, 7-6 (7-1), 1-6, 6-4
Ｒ・ラム（アメリカ） (7) ○-× Ⅰ・ナバロ（スペイン）, 6-3, 7-6 (7-3)
Ｂ・ダブル（アルゼンチン） ○-× Ｃ・ボール（オーストラリア）, 5-7, 6-2, 0-1, 途中棄権
Ｓ・ブブカ ○-× Ｃ・グシオネ（オーストラリア）, 7-6 (7-0), 6-4
Ｒ・クラーセン ○-× Ｉ・ボゾリャック（セルビア）, 7-6 (7-5), 7-6 (7-0)
Ｓ・デウバーマン（インド） ○-× Ｋ・キム（アメリカ）, 6-4, 6-3
Ｄ・クドラ ○-× Ｓ・ベントゥーラ（スペイン）, 6-3, 3-6, 7-5
Ｒ・ブルームフィールド（英国） ○-× Ｃ・ロクス（ベルギー）, 7-6 (7-1), 6-3
今大会の優勝賞金は７万５７００ドル。
（2010年7月7日16時37分）
