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昨年準優勝のマチューが初戦で破れる波乱◇ドイツ・オープン

男子テニスツアーのドイツ・オープン・ハンブルグ(ドイツ/ハンブルグ、賞金総額100万ユーロ、クレー)は月曜日に開幕し、シングルス1回戦12試合を行い、昨年準優勝を飾ったP・H・マチュー(フランス)が初戦で敗退する波乱が起きた。その波乱の立役者は予選を勝ち上がったP・リバ(スペイン)で1-6, 6-0, 6-3の逆転で勝利を飾った。

第1セットを危なげなく先取したマチューだったが、第2セットではリバの反撃に合い、1ゲームも取れず奪い返され、試合はファイナル・セットへ。その第3セットでは2度のダブルフォルトを犯すなど調子の上がらないマチューへリバが付け込み、1度ブレークを許すも2度のブレークに成功し1時間54分で格上選手から金星を奪った。

2回戦でリバは第8シードのA・モンタネス(スペイン)と対戦する。今大会はシード選手16名全員が1回戦が免除されており、2回戦からの登場となっている。

地元勢で唯一勝利を上げたのがF・マイヤー(ドイツ)で、P・クエバス(ウルグアイ)を6-4, 6-1のストレートで下し地元の声援に答えた。終始試合の主導権を握っていたマイヤーは、わずか70分でクエバスを一蹴。2回戦では第15シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)と顔を合わせる。

元世界ランク13位のJ・ニエミネン(フィンランド)は予選を勝ち上がったC・ロクス(ベルギー)を6-3, 7-6 (8-6)と1時間39分で、イタリア男子ナンバー3のF・フォニュイーニ(イタリア)も予選勝者のR・ラミレス=イダルゴ(スペイン)を7-6 (7-4), 6-4と、いずれもストレートで破り初戦突破を決めた。

ニエミネンは第9シードのG・シモン(フランス)と、フォニュイーニはラッキールーザーのM・ジケル(フランス)と、それぞれ2回戦で対戦する。ジケルは第2シードで出場予定だったD・フェレール(スペイン)が右肩の痛みを訴え欠場を表明したため、本戦へ繰り上がった。

その他の試合結果は以下の通り。

F・セラ(フランス) ○-× E・コロレフ(ロシア), 7-6 (9-7), 6-3
A・ゴルベフ(カザフスタン) ○-× M・ズベレフ(ドイツ), 7-5, 6-1
D・イストミン(ウズベキスタン) ○-× L・ロソル, 3-6, 6-4, 6-3
M・ゴンサレス(アルゼンチン) ○-× O・ロクス(ベルギー), 6-4, 5-7, 6-2
J・ハジェク(チェコ共和国) ○-× A・ベック(ドイツ), 6-3, 4-6, 7-5
P・スタラーチェ(イタリア) ○-× B・パウ(ドイツ), 7-5, 6-0
J・シャーディ(フランス) ○-× M・キウディネッリ(スイス), 6-4, 6-1
S・ボレッリ(イタリア) ○-× S・グロイル(ドイツ), 7-6 (7-4), 7-6 (7-4)

今大会の第1シードはN・ダビデンコ(ロシア)で、第3シードはJ・メルツァー(オーストリア)、第4シードがG・モンフィス(フランス)、第5シードがN・アルマグロ(スペイン)、第6シードがJ・C・フェレーロ(スペイン)、第7シードがT・ベルッチ(ブラジル)と続く。しかしモンフィスも右足首の怪我で欠場を申し入れ、R・V・アルベルトがラッキールーザーで本戦入りしている。

今大会の優勝賞金は22万8000ユーロ。

(2010年7月20日9時46分)
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