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女子テニスツアーのガシュタイン女子（オーストリア/バートガシュタイン、賞金総額２２万ドル、クレー）は大会初日の１９日、シングルス１回戦４試合が行われ、Ｉ・オラル（ルーマニア）がＫ・ウォーレに1-6, 6-4, 6-3の逆転で勝利、２回戦に駒を進めた。

昨年の今大会では、決勝に進出したもののＡ・ペトコビッチ（ドイツ）に敗れ準優勝に終わっていたオラルはこの日、１１本のダブルスフォルトを犯すなどしていたが、７本目のマッチポイントで試合を決めた。一方のウォーレは、今季はまだツアー本戦での勝利がない。

元世界ランク１１位のＡ・コルネ（フランス）は、Ａ・ルス（オランダ）に6-2, 6-0のストレートで快勝、２回戦進出を決めている。現在は８１位まで世界ランクを落としているコルネは２回戦で、第１シードのペトコビッチとＩ・ベネソバ（チェコ共和国）の勝者と対戦する。

この他の試合では、Ｍ・コリツェワ（ウクライナ）がＴ・マレック（ドイツ）を6-7 (2-7), 7-6 (7-3), 6-2の逆転で下しているほか、Ｓ・ハレプ（ルーマニア）がＲ・ボラチョーバ（チェコ共和国）に7-5, 6-2で勝利、それぞれ２回戦進出を決めている。

マレックに第１セットを奪われた世界ランク１３２位のコリツェワは、第２セットでも０−４とリードされ苦しい展開に追い込まれるが、そこから何とかタイブレークに持ち込みセットオールとすると、第３セットでは２度のブレークに成功、２時間５６分のマラソンマッチを制した。

今季の女子ツアーで最後のクレーコート大会である今大会の優勝賞金は、３万７０００ドルとなっている。