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女子テニスツアーのスロベニア・オープン(スロベニア/ポルトロス、賞金総額22万ドル、ハード)は22日、シングルス2回戦の残り4試合を行い、第3シードで19歳のA・パブリュチェンコワ(ロシア)がR・デ=ロス=リオス(パラグアイ)に6-3, 6-0の快勝で準々決勝進出を決めるなど、ベスト8が出揃った。
女子ツアーの10代選手の中で最高位となる世界ランク31位にいるパブリュチェンコワは、今月19歳になったばかり。この日は第1セットの4−3から8ゲームを連取して、わずか67分でデ=ロス=リオスを一蹴し、4月のMPSグループ選手権以来となるベスト8入りを決めた。
「今大会のここまでのプレーにはとても満足しているわ。」と語るパブリュチェンコワは、1回戦ではA・ブリアンティ(イタリア)に出だし0−4とリードを許してからの逆転勝利を飾っていた。「良い結果を残すためにこの大会へ乗り込んで来たの。これからの試合でも好調を維持したいわ。」と今季2度目のタイトル獲得に燃えていた。
準々決勝でパブリュチェンコワはJ・ラーソン(スウェーデン)と対戦する。ラーソンもこの日の2回戦では、第1セット3−5とリードを許してから、続く11ゲーム中10ゲームを奪う反撃を見せ、7-5, 6-1でM・カメリン(イタリア)を下しての勝ち上がり。ラーソンは先週行われたECMプラハ・オープンに続いて、2週連続でのツアー8強入りに成功した。
その他の試合では、予選勝者のA・ヤキモバ(ベラルーシ)が世界ランク2位で第1シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)と対戦中に1-6, 6-3, 1-0としたところで、ヤンコビッチが左足首を負傷し棄権、今季初の準々決勝への切符を手にした。2006年7月に自己最高の49位まで行ったヤキモバであるが、現在は129位とランキングを落としている。
ヤキモバはベスト4入りを懸けて、K・ペルバク(ロシア)と準々決勝で顔をあわせる。ペルバクはこの日、予選を勝ち上がったA・パノワを6-2, 7-5のストレートで退けて自身初のツアー8強入りを決めた。ペルバクとパノワはプライベートでも親しい間柄で、年下のペルバクは複雑な思いを語っていた。
「二人はとても仲が良いの。今大会でも同じ部屋に泊まっているし、対戦するのが不思議な気分だった。でも勝てたことで初めてWTAツアーでのベスト8入りができたから、とてもハッピー。次の試合にも良い準備をして臨みたい。」と、次の試合へ目を向けていた。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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