女子テニスツアーのデンマーク・オープン（デンマーク/コペンハーゲン、賞金総額２２万ドル、ハード）は金曜日に準々決勝を行い、第１シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）が第５シードのＪ・ジョルジュ（ドイツ）を3-6, 6-0, 7-6 (7-3)の大接戦の末に下し、準決勝へと駒を進めた。試合時間は２時間を超えた。
今年がツアー初開催となっている今大会では、地元出身でトップシードのウォズニアキへ優勝の期待が高まっており、そのプレッシャーの中、ウォズニアキは何とかファイナルセットのタイブレークまでもつれた激戦を制した。
両者は今年の全豪オープンでも対戦しており、その時もウォズニアキが勝っていた。
第１セット、世界ランク３位のウォズニアキは３−６で落としてしまうが、第２セットは持ち前の粘り強さで６−０のベーグルで奪い返す。
天王山のファイナルセット、ウォズニアキは３−５とリードされ、あと２ポイント奪われたら敗退という瀬戸際まで追い込まれたが、何とか追いついてタイブレークに持ち込む。
タイブレークも粘りのテニスで７−３で奪うと、そのまま試合に終止符を打ち、優勝を望む地元観客の期待に何とか応えた。
ウォズニアキは準決勝でＡ・チャクエタゼ（ロシア）と対戦する。チャクエタゼは準々決勝で第６シードのＰ・エルコグ（スロベニア）を6-4, 6-3で下しての勝ち上がり。
チャクエタゼはかつて世界５位まで登りつめたものの、その後、調子を落とし、一時はトップ１００圏外に脱落していた。
しかし最近は調子を上げ、２週間前のスロベニア・オープンでは２年ぶりの優勝を飾っている。その際にもエルコグを倒しての勝ち上がりだった。
ドローの他の山では、第２シードのＮ・リー（中国）が第８シードのＡ・クルベール（ドイツ）を6-1, 6-2で一蹴し、ベスト４入りを決めた。クルベールは自分のサービスゲームでわずか１１ポイントしか奪えず、惨敗を喫した。
リーは準決勝で第７シードのＫ・ザコパロバ（チェコ共和国）と顔を合わせる。ザコパロバは準々決勝でＳ・シルステア（ルーマニア）を6-1, 7-5で退けての勝ち上がり。ザコパロバはうれしい、今季初のツアー準決勝進出を決めている。
今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。
（2010年8月7日9時05分）
