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男子テニスツアーのマスターズ大会であるWSファイナンシャル・グループ・マスターズ(アメリカ/シンシナティ、賞金総額243万ドル、ハード)は16日、シングルス1回戦12試合が行われ、地元期待の第9シードであるA・ロディック(アメリカ)が登場、S・スタコフスキ(ウクライナ)を6-4, 6-7 (5-7), 6-1のフルセットで破り、2回戦に駒を進めた。
第1セットを先取したロディックは、お互いにサービスブレークがないまま突入した第2セットのタイブレークで5−2とリードを奪う。しかしロディックは、ここから5ポイントを連続で失い第2セットをスタコフスキに奪われると、ラケットを投げ捨てフラストレーションをあらわにする。
第3セットに入り第1ゲームをキープしたロディックは続く第2ゲーム、ブレークポイントのチャンスでネットに詰めたロディックはロブで頭上を抜かれたものの、何とか追いつき繰り出したバックハンドでウィナーを決めると、試合の流れを一気に引き寄せた。
「彼は何とかロブで僕の頭上を抜いたんだ。」とロディック。「僕は攻撃から守備に回らなきゃいけなかった。彼がネットに詰めてくると思ったんだ。僕に必要だったのはライン際にボールを打つことだけで、思ったよりも堅実なショットになったと思う。彼はクロスを警戒していたんだと思うよ。」とポイントを振り返った。
この夏に単核球症を患い体調を崩していたロディックであったが、その後は一気に5−0までリードを広げると、最後はフォアハンドのウィナーで試合を締めくくった。
試合後の会見でロディックは「完璧ではないけれど、十分に体調は良いよ。第3セットはまるで変身したようだったよ。この1ヶ月でベストのプレーだった。」と、病気からの回復をアピールした。
この他のシード勢では、第10シードのD・フェレール(スペイン)がA・ドルゴポロフ(ウクライナ)を3-6, 6-3, 6-4で、第13シードのJ・メルツァー(オーストリア)がS・ヒラルド(コロンビア)を6-1, 6-4で下し、順当に2回戦に駒を進めている。
その一方でS・ワウリンカ(スイス)が第14シードのN・アルマグロ(スペイン)に6-3, 6-3のストレートで勝利、シード選手が初戦で姿を消したのはアルマグロで今大会2人目となる。
この他の試合の結果は以下の通り。
T・ベルッチ(ブラジル) ○-× B・ベッカー(ドイツ), 7-6 (8-6), 7-5
R・ジネプリ(アメリカ) ○-× S・デウバーマン(インド), 6-7 (3-7), 7-6 (7-4), 6-2
P・H・マチュー(フランス) ○-× V・ハネスク(ルーマニア), 6-7 (6-8), 7-6 (7-2), 6-3
V・トロイキ(セルビア) ○-× R・シュティエパネック(チェコ共和国), 7-5, 6-1
T・デ=バッカー(オランダ) ○-× J・モナコ(アルゼンチン), 6-4, 6-7 (5-7), 6-3
T・デント(アメリカ) ○-× F・ロペス(スペイン), 6-3, 6-2
M・ベレー(ドイツ) ○-× T・ロブレド(スペイン), 6-7 (4-7), 6-4, 7-6 (10-8)
S・クエリー(アメリカ) ○-× P・ペッツシュナー(ドイツ), 6-1, 6-4
今大会の優勝賞金は44万3500ドル。
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