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伏兵フィッシュが第4シードのマレー破り4強◇WSFGマスターズ

男子テニスツアーのマスターズ大会であるWSファイナンシャル・グループ・マスターズ(アメリカ/シンシナティ、賞金総額243万ドル、ハード)は金曜日に準々決勝を行い、ノーシードから勝ち上がったM・フィッシュ(アメリカ)が第4シードのA・マレー(英国)を6-7 (7-9), 6-1, 7-6 (7-5)の大接戦の末に撃破し、見事、ベスト4入りを決めた。試合時間は2時間56分にも及んだ。

先週の大会でも優勝しているマレーは、10日間で8試合をこなし、疲労がたまっていた。また試合はすべて日差しの強い午後に行われており、23歳と言えども厳しかったようだ。

試合後、マレーは「第3セットではサービスの際に足を全く使うことができなかった。」と打ち明けた。マレーは、コートチェンジごとに両足をマッサージして冷やしていた。

「手だけで試合をしていた。長いラリーが続くと、2、3ポイント後には疲れ果てていた。試合が終盤に近付くと、できるだけ早く終わらせようとした。」

マレーは木曜日の試合後、金曜日のナイトセッションで試合ができないか、トーナメント・ディレクターに尋ねていた。また観客の多いショー・コートではなくても構わない、とまで申し出ていた。しかし結局、試合は金曜日に第1試合に組み込まれた。

この件についてマレーは「フィッシュはダブルスの試合もあるから、彼に早く試合をさせたい、と言っていた。でもそれでいいのかは疑問だね。ダブルスを中心に大会を運営すべきてはないと思う。テレビに映るのはシングルスの試合だからね。」と話している。

フィッシュはこれについて「僕は第1試合が好きなんだ。試合の開始時間が決まっているからね。彼にとっては不運な1日だったとしか言いようがない。コート上は暑かったけど、勝ててうれしいよ。」と述べている。

マレーは途中棄権も考えていたようだ。「つらかったので棄権が心をよぎった。でも医者とトレーナーが氷でうまくマッサージをしてくれたので、何とか最後までプレーできた。」

マレーはファイナルセットのタイブレークで4−2とリードしていた。しかし2003年の今大会で準優勝しているフィッシュは、そこから4ポイント連取の猛攻をみせ、6−4とマッチポイントを握る。4ポイント連続で失って怒りが爆発したマレーは、ボールを場外へと叩きつけた。

マレーはそこから1ポイント奪い返して5−6とするが、最後はフォアハンドがネットにかかり、試合に終止符が打たれた。フィッシュはマレーを得意としており、これで3連勝を記録した。対戦成績は4勝3敗となった。

ノーシードの選手が今大会でベスト4入りしたのは、2007年のL・ヒューイット(オーストラリア)以来のこと。また2005年に世界ランク58位のR・ジネプリ(アメリカ)がベスト4入りして以来の低いランキングの選手によるベスト4入りとなった。

フィッシュは「マレーのサービス、リターンはとてもよかった。僕みたいに攻撃型の選手にとってはやりにくい相手。」と話した。しかしフィッシュは攻撃の手を止めず、サービスエースを14本決めると、50本のエースポイントを決めた。凡ミスは34本だった。一方、マレーのサービスエースは8本にとどまり、ウィナーポイントは34本、凡ミスは24本だった。

フィッシュは準決勝で第9シードのA・ロディック(アメリカ)と対戦する。ロディックは準々決勝で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 7-5で撃破しての見事な勝ち上がりをみせている。

アメリカ人同士の準決勝は2004年以来のことで、その時にはA・アガシ(アメリカ)がロディックを7-5, 6-7(2-7), 7-6(7-2)で下していた。

ロディックはジョコビッチ戦で15本のエースポイントしか奪えなかったが、凡ミスも15本にとどまり、安定したプレーで格上を撃破した。ジョコビッチはエースポイントが28本もあったが、凡ミスも29本犯し、不安定なプレーで自滅した。

ジョコビッチは「ひどい試合をしてしまった。いいプレーをしなければならない場面でミスをしてしまった。特にフォアハンドでね。彼はよくボールを拾っていた。特別なことをしていた訳ではないけど、僕はいつもより多くのボールを打たされた。」と肩を落とした。

ロディックは「彼は今日、ベストのプレーができていなかった。いつもはミスしなようなミスをしていた。本当の彼ではなかった。」と話した。

ドローの他の山では、第3シードのR・フェデラー(スイス)が第6シードのN・ダビデンコ(ロシア)を6-4, 7-5のストレートで下し、準決勝に駒を進めている。

フェデラーは第2セットの第10ゲームで2本のマッチポイントがあり、また第12ゲームでも1本のマッチポイントがあったものの、それを不意にしていた。しかし最後は何とか力づくで試合を締めくくった。

試合後、フェデラーは「(最後は)ちょっとびくびくしたね。だから勝ててよかった。タフな試合だったけど、いいプレーができていた。攻撃的なプレーに加えて、色々なショットを混ぜて、彼をリズムに乗せないようにした。」と作戦を打ち明けた。

フェデラーは1回戦でD・イストミン(ウズベキスタン)と対戦、7ゲームが終わった時点でイストミンが足首の故障で棄権していた。また2回戦ではP・コールシュライバー(ドイツ)と対戦予定だったが、肩の故障で試合前に棄権、体力を温存できている。

フェデラーは準決勝でM・バグダティス(キプロス)と対戦する。この日最後の試合に登場したバグダティスは、第1シードのR・ナダル(スペイン)を6-4, 4-6, 6-4で破る大番狂わせを起こし、ベスト4進出を決めている。

今大会の優勝賞金は44万3500ドル。

(2010年8月21日12時58分)

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