女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープン・テニス（東京/有明テニスの森、賞金総額２００万ドル、ハード）は大会初日の２６日、シングルス１回戦１２試合が行われ、日本勢から森田あゆみ（日本）が登場したが、Ｔ・ピロンコバ（ブルガリア）に3-6, 5-7のストレートで敗退、初戦突破はならなかった。
世界ランク３２位のピロンコバと今季２度目となる対戦に臨んだ２０歳の森田であったが、立ち上がりを攻められ第１セットは０−５と大きくリードを許してしまう。先手を奪われた森田は、そこから何とか３ゲームを取り返したものの、第９ゲームをキープされセットを落としてしまう。
第２セットはお互いに２度のブレークに成功しゲームカウント５−５と接戦になるが、第１１ゲームで森田が痛恨のブレークをピロンコバに許してしまうと、続く第１２ゲームをキープしたピロンコバが勝利、試合時間は１時間３９分だった。
第１６シードのＡ・パブリュチェンコワ（ロシア）は、ダブルスのパートナーでもあるＤ・チブルコワ（スロバキア）を7-5, 7-5のストレートで下し、２回戦進出を決めている。
またこの日は第９シードのＮ・リー（中国）も初戦に臨む予定であったが、試合直前に体調不良を訴えて棄権、ラッキールーザーとしてＭＪ・マルチネス=サンチェス（スペイン）が本戦ドロー入りを果たしていた。
そのリーと１回戦で対戦する予定であったＭ・キリレンコ（ロシア）が、マルチネス=サンチェスを6-3, 6-7 (5-7), 6-1のフルセットで下し、２回戦に駒を進めている。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｌ・サファロバ（チェコ共和国） ○-× Ｋ・チャン（台湾）, 2-6, 6-1, 6-3
Ｇ・アーン（ハンガリー） ○-× Ｌ・ロブソン（英国）, 6-4, 6-3
Ｆ・ペネッタ（イタリア） ○-× Ｃ・マーケイル（アメリカ）, 6-3, 6-1
Ｋ・カネピ（エストニア） ○-× Ｍ・ウダン（アメリカ）, 6-4, 6-4
Ｄ・ハンチュコバ（スロバキア） ○-× Ａ・クルベール（ドイツ）, 6-3, 6-3
Ａ・ボンダレンコ（ウクライナ） ○-× Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国）, 7-6 (10-8), 6-2
Ａ・ペトコビッチ（ドイツ） ○-× Ｇ・ドゥルコ（アルゼンチン）, 6-3, 6-1
Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ） ○-× Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国）, 6-4, 7-5
Ｋ・ボンダレンコ（ウクライナ） ○-× Ａ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）, 6-2, 6-0
今大会の優勝賞金は３５万ドル。
（2010年9月27日13時40分）
