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男子テニスツアーのタイ・オープン（タイ/バンコク、賞金総額５５万１０００ドル、ハード）は２９日に、シングルス１回戦残り１試合と２回戦４試合が行われ、第３シードのＪ・メルツァー（オーストリア）が２回戦を行い、Ｄ・セラ（イスラエル）を6-3, 6-4のストレートで下し順当にベスト８進出を決めた。

今大会は上位４シード選手が１回戦を免除されているため、この日の２回戦が今大会の初戦だった世界ランク１３位のメルツァーは、同８５位のセラをわずか７６分で退け、昨年ベスト４入りしている相性の良い大会で２年連続となる準々決勝進出を決めた。メルツァーはセラとの今季の対戦成績をこれで３連勝とした。

メルツァーは第７シードのＶ・トロイキ（セルビア）とＪ・ニエミネン（フィンランド）の勝者と準々決勝で対戦する。

その他、第４シードのＥ・ガルビス（ラトビア）がＲ・シュトラー（ドイツ）を7-6 (7-4), 6-7 (4-7), 6-4と２時間５１分のマラソンマッチを制し８強入りを決める中、Ｄ・ブランズ（ドイツ）が第６シードのＴ・デ=バッカー（オランダ）を7-6 (7-2), 1-6, 7-6 (9-7)の接戦で下す金星を上げた。

ガルビスはＧ・ガルシア=ロペス（スペイン）とベスト４進出を懸けて準々決勝で対戦する。ガルシア=ロペスはＦ・セラ（フランス）を7-5, 6-7 (3-7), 7-5で倒しての勝ち上がり。ブランズは第２シードのＦ・ベルダスコ（スペイン）とＢ・ベッカー（ドイツ）の勝者と準々決勝を行う。

ベッカーはこの日行われた１回戦で、Ｍ・ズベレフ（ドイツ）を6-1, 6-4のストレートで下して初戦突破を果たしていた。

今大会の優勝賞金は９万９７２５ドル。