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女子テニスツアーのBGLルクセンブルグ・オープン(ルクセンブルグ/コッケルショーヤ、賞金総額22万ドル、ハード)は水曜日、シングルス1回戦残り4試合と2回戦3試合が行われ、先週のリンツ大会で約2年ぶりの優勝を飾った元世界ランク1位で第4シードのA・イバノビッチ(セルビア)が1回戦に登場、J・ラーソン(スウェーデン)に6-3, 6-0の快勝で2回戦進出を決めている。
今週発表の世界ランクで26位へと上昇させたイバノビッチは、第1セット序盤ではラーソンと1度ずつブレークを奪いあい3−3としたが、その後は9ゲームを連取するなど一気にギアを上げ、わずか47分でラーソンを撃破、最近の10試合での戦績を9勝1敗とした。
「彼女(ラーソン)とは今年何度か一緒に練習をしていて、とても危険な選手だと知っていた。若くて伸び盛りの選手で、ビッグサーブを持つ力強い選手。プレッシャーをかけ続けたし、今日は自分のサーブも良かった。こんなスコアで勝ててとてもハッピー。」と語るイバノビッチは、2回戦では2007年の今大会チャンピオンであるA・パーラ=サントンハ(スペイン)と対戦する。
この日行われたその他の1回戦では、シード選手が敗退する結果となった。P・シュニーダー(スイス)が第3シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)を6-4, 6-4で、B・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国)も第6シードのT・バシンスキー(スイス)を7-5, 6-1といずれもストレートで下す金星を上げている。
先週のリンツ大会でイバノビッチに敗れ惜しくも準優勝だったシュニーダーは、USオープンの3回戦ではウィックマイヤーからマッチポイントを握りながらも敗れていた。「ヤニーナはここ1、2年で成長した選手だから、今日は勝てて本当に良かった。彼女は全て攻撃して来るのを知っていたから、サーブもリターンも良いプレーをしなければならなかった。リンツの疲労はあるけど、良いテニスを続けられている。」と語るシュニーダーはウィックマイヤーへのリベンジを成功させた。
残る1回戦では、P・エルコグ(スロベニア)がI・リスヤック(クロアチア)と対戦中、6-2, 1-1とリードしたところで、リスニャックが左太ももを痛め棄権を申し入れて、エルコグに勝利が転がり込んだ。
この日行われた2回戦でも波乱が起きた。第2シードのA・レザイ(フランス)がK・フリッペンス(ベルギー)に0-6, 1-6とわずか47分で、第7シードのJ・グロス(オーストラリア)もI・ベネソバ(チェコ共和国)に4-6, 5-7の1時間32分と、いずれもストレートで敗れ大会を後にした。その一方で、第8シードのJ・ジョルジュ(ドイツ)はC・スアレス・ナバロ(スペイン)を6-2, 6-1で下し、順当にベスト8入りを決めている。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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