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女子テニスツアーのクレムリン・カップ女子（ロシア/モスクワ、賞金総額１００万ドル、ハード）は金曜日に準々決勝を行い、第２シードのＶ・アザレンカ（ベラルーシ）がＡ・クレイバノワ（ロシア）に6-1, 6-3で快勝し、準決勝進出を決めた。

アザレンカは準決勝で第８シードのＭＪ・マルチネス=サンチェス（スペイン）と対戦する。マルティネスは準々決勝でＤ・チブルコワ（スロバキア）を6-2, 6-3で一蹴しての勝ち上がり。

ドローの他の山では、第６シードのＭ・キリレンコ（ロシア）が予選勝者のＺ・ディヤスに6-1, 6-2で圧勝し、ベスト４入りを決めた。世界ランク２４８位のディヤスは２回戦で第１シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）にわずか３ゲームしか与えずに勝利し、大金星をあげていたが、キリレンコの前には惨敗した。

試合後、ディヤスは「彼女（キリレンコ）の方がいいプレーをしていた。私は疲れ切っていた。でも言い訳はなしね。」と話した。ディヤスは月曜日に１７歳になったばかりで、今後の躍進が期待される。今回の活躍で、来週月曜日に発表される最新の世界ランキングでは１７５位前後にランクアップする予定となっている。

一方、地元期待のキリレンコは今大会６度目の出場で初めて準決勝まで駒を進めた。キリレンコは準決勝でＶ・ドゥシェヴィナ（ロシア）と対戦する。ドゥシェヴィナは準々決勝でＡ・チャクエタゼ（ロシア）を6-3, 7-6(9-7)で振り切っての勝ち上がり。

チャクエタゼは一時、世界５位まで上り詰めたが、その後は調子を落としていた。しかし最近は再び上昇の兆しをみせており、現在はランキングを６８位にまで戻してきている。

今大会の優勝賞金は１５万７４２７ドル。