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男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナルズ(英国/ロンドン、ハード)は24日、シングルスのラウンドロビン・グループAの試合が行なわれ、第1シードのR・ナダル(スペイン)が第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に7-5, 6-2のストレートで勝利、ラウンドロビン2勝目を挙げるとともに、決勝トーナメント進出に向けて大きく前進した。
この試合の最中にジョコビッチは、コンタクトレンズのトラブルに見舞われていた。第1セット第8ゲームを終えたジョコビッチは、急遽タイムアウトを要求すると、駆け足でコートを離れた。
「この件について話すのは気分が悪いよ。こんなことが僕に起きるなんて信じられない。これまでで初めてのことだったよ。僕の右目がおかしくなって、5−5の時にはプレーが出来なくなっていた。ボールが見えなかったんだ。特にリターンがね。」
一方のナダルは「彼の目に起きたことについては、とても気の毒に思います。僕にとっては、このコートで最高のテニスでした。」と相手を気遣った。
昨年の今大会では3連敗を喫していたナダルであるが、今年は2連勝を飾っている。ナダルはラウンドロビン最終戦で、今年のウィンブルドン決勝で破ったT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦する。
「金曜日はセットを取らなきゃいけません。それが主な目標です。」とナダル。
第1セットでタイムアウトから戻ってきたジョコビッチは、そのまま試合も再開するも第11ゲームでナダルにこのセット2度目のブレークを許してしまうと、続く第12ゲームをあっさりとキープされセットダウンとなる。
「自分の敗戦に対して言い訳はしたくないけれど、実際の問題としてプレーが出来なかったんだ。これからドクターに会って、これ以上の問題があるのかどうかを検査します。2日後には試合の準備が出来てれば良いと思う。片目でのプレーは難しかったです。特にネットの向こう側がナダルだとね。」
第1セットを奪ったナダルは、第2セットに入ると一気に勢いに乗り4ゲームを連取、目のトラブルに苦しむジョコビッチを突き放した。
この日は不運も重なり試合を落としたジョコビッチであったが「まだトーナメントは続くし、僕にはベスト4進出の大きなチャンスがあります。」と前向きなコメントを残した。
この日のダブルスでは、グループBの2試合が行なわれており、D・ネスター(カナダ)/N・ジモンイッチ(セルビア)組がM・ブパティ(インド)/M・ミルニ(ベラルーシ)組を7-6 (7-5), 7-6 (7-1)のストレートで破り、ベスト4入りを確定させている。またW・ムーディ(南アフリカ)/D・ノーマン(ベルギー)組がL・クボット(ポーランド)/O・マラチ(オーストリア)組に6-1, 6-3で勝利、準決勝進出に望みをつなげた。
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