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クルム伊達「2011年はグランドスラムでベストパフォーマンスしたい」

2008年に現役復帰したクルム伊達公子(日本)は、今年5月に開催された全仏オープンで、元世界ランク1位のD・サフィーナ(ロシア)を見事な逆転劇で破り、自身14年ぶりのグランドスラム勝利。東レ・パン・パシフィック・オープンでもM・シャラポワ(ロシア)を破る快進撃をみせた。

その不屈の精神力が賞賛を集める40代プレーヤー、クルム伊達選手を追ったドキュメンタリー「錦織・クルム伊達 それぞれの世界挑戦2010」が12月19日(日)夜11:00よりWOWOWで放送される。同番組では、右肘のケガにより、一時はランキング外まで落ちたものの、見事なカムバックを果した20歳の錦織圭(日本)についても追っている。

2011年1月17日(月)〜30日(日)には2011年のグランドスラム最初の大会全豪オープンも迫っており、クルム伊達と錦織は共に本戦ストレートインでの出場が決定しているが、果たして全豪オープンではどんな活躍を見せてくれるのか?注目が集まるクルム伊達選手にWOWOWが独占インタビューを行った。

―――全仏オープンでサフィーナ選手と戦った時、ご自身は足を痛めていました。厳しい状態でプレーに臨んだ時の心境はいかがでしたか?

全仏オープン前は足の状態があまりにも悪く、出るはずだった直前の大会も止め、練習も最低限のレベルにしました。何もしないことが一番の回復に繋がると思い、まだ足に爆弾がある状態ではありましたが、休んだお陰で試合当日を迎えることができました。

―――3ヶ月も足のケガが続き、不安がある中で挑戦した全仏オープンだったと思いますが、その時どのような心構えで大会に臨みましたか?

開き直るしかないと思いました。どん底の状態になってしまったので、準備ができてないことよりも、まずはコートに立てるかどうか、1試合を戦え抜けるかどうか、というレベルのことを自分の中で考えていましたね。フォアやサーブの調子がどうとか、土に慣れていないとか、そういう考えは超えていた感じです。どんな状態でもコートに立って、1試合を攻めて、1試合を戦い抜きたい!・・・まずはそのレベルに行きたいと思いました。

―――元世界ランキング1位のサフィーナ選手と戦った時の印象はいかがでしたか?

ファーストサービスがあの高い身長から入ると苦しいことは百も承知でした。でもパワー面では、以前よりも体がシェイプされていたので、少し落ちているかなと思いました。実際、試合が始まってみたとき、ボールが入ってくる角度はセンターだと脅威であっても、全体的なスピードは思った通り少し落ちているなと、確認しながら戦えました。

―――サフィーナ選手に勝利した瞬間、クルム伊達選手は珍しく涙ぐんでいましたね?

苦しかったので。審判に握手するのも忘れていたぐらいで、後から気が付いて審判を追いかけました(笑)。クレーコートは私の一番苦手なサーフェスだし、土に慣れる間もなかったし、さらに足はあの状況だし、相手はサフィーナ選手だし・・・それがもう一気に解放されたという感じでした。

―――スタンディングオベーションで会場の雰囲気も最高だったと思いますが?

全仏オープンのコートは、自身がベスト4に入った時にI・マヨーリ選手に勝った場所でもあり、すごく思い出のコートでした。こういう形でまた立つことができて、さらに私の「メモリアル・コート」になったかな。

―――ご自身が20代の時に戦っていた選手たちと、今の選手たちのテニスに違いはありますか?

やっぱりパワーとスピードですね。今の選手はどこから追い込まれても、カウンターかパワーで返してきます。以前はラリーの中で必ず体制を立て直すための“抜くボール”があったのですが、今はそれがない。長年やってきた感覚で、そんなすごい所には返して来ないだろうと思っていても、「あれ!こんなところにそこから打ってくる?」と感じることがありますね。相手を追い込んでいたはずが、逆にカウンターを受けてしまうケースがあるのが、今のテニスで一番感じるところです。

―――今年はファイナルセットでの勝率が6割超と勝負強さを証明されていますが、ご自身で「スロースターター」とお感じになる事は?

私は押し切るタイプではく、相手のボールを吸収して、それに合わせながら自分のペースに持ち込むテニスをするので、どうしても波長が合うまで時間がかってしまいます。その結果、スロースターターにならざるを得ないところがあります。いつも長い試合をして、「明日は2時間以内で帰ってきなさい。年も年なんだから!」とコーチに言われますが、当然、自分の体力のことを考えると、できれば1時間30分以内に収めて、2セットで試合を終えて、体力温存したいと思っています。でもそう簡単にできないんですよね。

―――2011年のクルム伊達選手の目標を教えていただけますか?

再チャレンジから2年半が経ち、3年目を迎えて2011年を戦うことになります。2010年はグランドスラムのドロー運にも恵まれず、シード選手と当たることが多かったり、なかなか出したかった結果が伴わなかったりしたのですが、2011年こそはグランドスラムでベストパフォーマンスをして、結果が出せればいいなと思っています!


クルム伊達公子選手と錦織圭選手、日本を代表する2人のテニスプレーヤーの今シーズンを追ったドキュメンタリー「錦織・クルム伊達 それぞれの世界挑戦2010」は12月19日(日)夜11:00よりWOWOWで放送される。

(2010年12月18日13時00分)

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