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ウォズニアキがリーにストレート勝ち◇香港クラシック

女子テニスのエキシビションである香港クラシック・トーナメント(中国/香港、ハード)は5日に開幕、ヨーロッパチームとアジア・パシフィックチームの対戦が行われ、世界ランク1位のC・ウォズニアキ(デンマーク)N・リー(中国)を6-4, 6-3のストレートで下し、非公式ながら今シーズン初勝利を挙げた。

20歳のウォズニアキは、昨年の全豪オープンでベスト4に進出していたリーから第1セット第8ゲームでブレークに成功し5−3とリードする。地元での開幕戦に負けられないリーはブレークバックに成功するも、続く第10ゲームで2度目のブレークに成功したウォズニアキが第1セットを先取する。

第2セットに入ると、リーがゲームカウント3−0とリードを奪うが、ここからウォズニアキが6ゲームを連取してゲームセットとなった。

この日の勝利はウォズニアキにとって今シーズン初となっただけでなく、バボラ社からヨネックス社にラケットを変更してからの初勝利にもなった。しかしウォズニアキは、ラケットを変更したことには神経質にはなっていない模様。

「もし試合に負けたら、それはラケットのせいではなく、自分の責任です。そういう風に考えるべきでしょう。正直に言うと、自分はラケットによってプレーに影響がでるタイプの選手ではないのです。」

この日の試合で5本のサービスエースを決めたウォズニアキは「サーブがとても良かったです。今日は出来るだけコートに返球しようとしたのが助けになりました。まだシーズンは始まったばかり。もっと調子を取り戻す必要があります。大事なことなので、足を良く動かすようにしました。第2セットでは、それが良く出来たと思います。」と、試合の感想を述べた。

この日もウォズニアキはトレードマークとなりつつある強固なディフェンスを披露、第2セット第6ゲームでは走りながら上げたロブが、リーのミスを誘っていた。

この他の対戦では、A・レザイ(フランス)がL・チャンを6-3, 6-0のストレートで下したほか、S・エドバーグ(スウェーデン)M・フィリプーシス(オーストラリア)の対戦も行なわれている。

今大会は4つの地域別チーム(アメリカ、ヨーロッパ、ロシア、アジア・パシフィック)によるトーナメント戦となっており、準決勝としてヨーロッパとアジア・パシフィック、アメリカとロシアが対戦を行なう。

アメリカチームはV・ウィリアムズ(アメリカ)M・ウダン(アメリカ)、そしてJ・マッケンロー(アメリカ)がメンバーとなっており、ロシアチームはV・ズヴォナレーワ(ロシア)M・キリレンコ(ロシア)、そしてY・カフェルニコフ(ロシア)となっている。

(2011年1月6日16時02分)
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