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トップシードのウォズニアキが2回戦へ◇全豪オープン

テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会初日の17日、女子シングルスのトップハーフ1回戦が行なわれ、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)G・ドゥルコ(アルゼンチン)に6-3, 6-4のストレートで勝利、2回戦に駒を進めた。

ダブルスではトップランクであるドゥルコに対し、第1セットは1度もブレークピンチに直面しなかったウォズニアキは、唯一あったブレークチャンスをきっちりと活かしてセットを先取する。

第2セットに入るとドゥルコは第8ゲームでブレークに成功、ゲームカウント4−4とするが、ウォズニアキはすぐさまこのセット2度目のブレークを奪い5−4とすると、続くサービスゲームをキープして試合に終止符を打った。

20歳のウォズニアキは昨年、6大会でタイトルを獲得し世界ランク1位の座を手に入れている。今大会では成績によって女王交代の可能性があるが、ウォズニアキがベスト4以上に進出すれば、1位の座を守ることができる。

「間違いなく良い感じです。調子が良い感覚がありました。ヒセラはタフな対戦相手でした。特に初戦の相手としては。」と語ったウォズニアキは、2回戦でV・キング(アメリカ)と対戦する。キングは、T・パスゼック(オーストリア)を6-7 (4-7), 6-0, 6-3の逆転で下し、2回戦に進出した。

昨年の準優勝者であるJ・エナン(ベルギー)は、予選勝者のS・ミルザ(インド)を5-7, 6-3, 6-1の逆転で破り、「この半年間で最初の公式戦」で勝利を飾った。

昨シーズンから本格的に現役復帰を果たしたエナンは、復帰からわずか1週間で出場した今大会で決勝に進出する快挙を成し遂げていたが、シーズン後半は肘の怪我のために大会に出場していなかった。

「身体的には1年前よりも良いと思いますし、良い方に向かっています。この数ヶ月間、難しい時間をくぐりぬけました。だけど、今またここにいます。情熱が帰ってきました。」

また上位シード陣は順当な勝ち上がりを見せており、第4シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)S・エラーニ(イタリア)を6-3, 6-2で、第6シードのF・スキアボーネ(イタリア)A・パーラ=サントンハ(スペイン)を6-7 (4-7), 6-2, 6-4で、そして第8シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)はK・ウォーレに6-0, 6-2で勝利している。

この他の試合の結果は以下の通り。

N・リー(中国) (9) ○-× S・アービッドソン(スウェーデン), 6-1, 7-5
M・シャラポワ(ロシア) (14) ○-× T・タナスガーン(タイ), 6-1, 6-3
M・バルトリ(フランス) (15) ○-× T・ガルビン(イタリア), 6-0, 6-0
B・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国) ○-× A・レザイ(フランス) (17), 6-0, 3-6, 7-5
K・カネピ(エストニア) (20) ○-× M・リバリコワ(スロバキア), 2-6, 6-4, 6-3
Y・ウィックマイヤー(ベルギー) (21) ○-× J・グロス(オーストラリア), 6-3, 2-6, 6-4
S・クズネツォワ(ロシア) (23) ○-× A・リスケ(アメリカ), 6-3, 6-2
R・クリコバ(ロシア) ○-× D・ハンチュコバ(スロバキア) (28), 7-6 (7-3), 3-6, 9-7
D・チブルコワ(スロバキア) (29) ○-× A・クルベール(ドイツ), 6-2, 6-7 (4-7), 6-4
A・ペトコビッチ(ドイツ) (30) ○-× J・クレイバス(アメリカ), 6-1, 6-2
T・ピロンコバ(ブルガリア) (32) ○-× P・パルメンティエ(フランス), 6-4, 3-6, 6-3
A・ブリアンティ(イタリア) ○-× L・フラデカ(チェコ共和国), 6-4, 7-5
A・セバストバ(ラトビア) ○-× P・エルコグ(スロベニア), 6-4, 7-6 (7-5)
V・マナシエバ(ロシア) ○-× L・ポウス・ティオ(スペイン), 7-5, 6-2
E・バルタチャ(英国) ○-× J・ハンプトン(アメリカ), 3-6, 6-4, 7-5
A・ルス(オランダ) ○-× B・マテック(アメリカ), 6-1, 3-6, 7-5
M・ニクルスク(ルーマニア) ○-× T・バシンスキー(スイス), 6-0, 6-3
R・マリーノ(カナダ) ○-× 波形純理(日本), 6-2, 4-6, 6-3
S・ザラボバ(チェコ共和国) ○-× R・ボラチョーバ(チェコ共和国), 6-3, 6-1
A・ケタボング(英国) ○-× A・ロディオノワ, 7-5, 6-4
J・ジョルジュ(ドイツ) ○-× E・ガロビッツ(ルーマニア), 6-3, 4-6, 6-3
V・ラッツァーノ(フランス) ○-× E・ヴェスニナ(ロシア), 4-6, 6-3, 6-3
E・ロディナ(ロシア) ○-× O・ロゴウスカ(オーストラリア), 6-3, 6-1
J・ドキッチ(オーストラリア) ○-× Z・オンドラスコバ(チェコ共和国), 6-3, 6-2
C・シーパース(南アフリカ) ○-× K・シュプレム(クロアチア), 4-6, 6-4, 6-2
A・フラヴァコバ(チェコ共和国) ○-× P・メイヤー(オーストリア), 7-5, 6-4

この日は第17シードのレザイと第28シードのハンチュコワが初戦でのシードダウンとなっている。また、主催者推薦で出場している元世界ランク4位のドキッチが初戦を突破した。

(2011年1月18日12時40分)

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