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錦織は3回戦で敗退◇全豪オープン

テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会5日目の21日、男子シングルス3回戦が行なわれ、ナイトセッションに登場した錦織圭(日本)は、第9シードのF・ベルダスコ(スペイン)に2-6, 4-6, 3-6のストレートで敗れ、2008年のUSオープン以来となるグランドスラム4回戦進出はならなかった。

1965年の石黒修(日本)以来、日本男子として46年ぶりとなる3回戦進出を果していた錦織は、初めて対戦する世界ランク9位のベルダスコにオープニングゲームからブレークを許してしまい、ゲームカウント0−3と苦しい立ち上がりとなる。

そこから何とか2ゲームを取り返した錦織であったが、第1セットは結局ベルダスコが奪う。第2セットに突入する直前、錦織はメディカル・タイムアウトを要求し、足の付け根あたりの治療を受ける。

そして始まった第2セット、序盤はお互いにサービスキープの展開が続いたが、第7ゲームで錦織がベルダスコにこのセット唯一のブレークを許してしまうと、そのリードを守りきったベルダスコがきっちりと逃げ切り、ベルダスコの2セットアップとなる。

そして第3セット、何とか逆転のきっかけを掴みたい錦織は3本のブレークチャンスを迎えたものの、ベルダスコに粘られブレークできず。逆にベルダスコが先にブレークに成功すると、第9ゲームでもブレークを許し敗退となった。

この試合で錦織は、エラーの数こそベルダスコの30本に対し27本と上回ったが、ウィナーの数では錦織の15本に対しベルダスコが36本と大きく水をあけられてしまった。

3年連続となる4回戦進出を決めたベルダスコは、第6シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)とベスト8入りをかけて対戦する。ベルディフは、第28シードのR・ガスケ(フランス)を6-2, 7-6 (7-3), 6-2のストレートで下し、4回戦進出を決めている。

この日も上位陣に波乱はなく、第2シードのR・フェデラー(スイス)X・マリス(ベルギー)を6-3, 6-3, 6-1で、第8シードのA・ロディック(アメリカ)R・ハース(オランダ)を2-6, 7-6 (7-2), 6-2, 6-2で下し、順当に4回戦進出を決めている。

(2011年1月21日20時15分)

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