男子テニスツアーのSAオープン（南アフリカ/ヨハネスブルグ、賞金総額４４万２５００ドル、ハード）は金曜日に準々決勝を行い、地元期待の第４シードＫ・アンダーソン（南アフリカ）がＫ・ベック（スロバキア）を6-3, 6-1で一蹴し、準決勝に駒を進めた。試合時間は１時間に満たないという圧勝だった。
アンダーソンは準決勝で第６シードのＡ・マンナリノ（フランス）と対戦する。マンナリノは準々決勝でＦ・ダンチェビッチ（カナダ）に6-3, 6-2のスコアで圧勝しての勝ち上がり。
またドローの他の山では、主催者推薦から勝ち上がっていた地元期待のI・ファン・デル・マーウェがＳ・グロイル（ドイツ）を7-6 (7-5), 6-2で下し、ＡＴＰツアー初の準決勝進出を決めた。
ファン・デル・マーウェは準決勝でＳ・デウバーマン（インド）と対戦する。デウバーマンは準々決勝で地元出身のＲ・デフェスト（南アフリカ）を3-6, 7-6 (7-5), 6-1の逆転で下しての勝ち上がり。
アメリカに拠点を置いてツアーを周るデウバーマンは、第１セットを３−６で落とした後、第２セットを４−１と大きくリードする。
しかし粘るデフェストは何とかタイブレークまで持ち込むが、タイブレークを７−５で落としてしまうと、ファイナルセットではデウバーマンに２度ブレークされてしまい、万事休す。結局、このセットを１−６で落とすと、そのままデウバーマンが逆転勝利を手にした。
試合後、デウバーマンは「彼は第２セットで、あと２ポイントで勝利を手にするところでした。そこから逆転されてファイナルセットで２度ブレークされてしまったら、気持ちを立て直すのは厳しかったことでしょう。」と話した。
ファン・デル・マーウェとＳ・デウバーマンの対戦は過去３度あり、いずれもデウバーマンが勝っている。
今大会はＡＴＰと３年の契約を結んでおり、今年が最後の年となっている。したがって来年もこの大会が開催されるかどうかは未確定。南アフリカは２００９年にＡＴＰツアーに復帰しており、それまでは１３年間、ツアーが行われていなかった。
今大会の優勝賞金は７万６５００ドル。
（2011年2月5日12時39分）
