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男子テニスツアーのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、賞金総額115万ユーロ、ハード)は13日、シングルス決勝が行なわれ、ディフェンディング・チャンピオンのR・ソデルリング(スウェーデン)が第8シードのJW・ツォンガ(フランス)に6-3, 3-6, 6-3のフルセットで勝利、大会連覇を達成するとともに優勝賞金27万9500ユーロを手に入れた。
ファイナルセット第8ゲームで決定的なブレークを奪った第1シードのソデルリングは「どうやって君に勝ったのか分からないよ。僕たち両方が優勝に値すると思います。」と、ツォンガに語りかけた。
お互いにセットを分け合い突入した第3セット、ソデルリングがいきなりブレークに成功し2−0とリードを奪う。しかし、ツォンガも第5ゲームでブレークバックに成功すると、続くサービスゲームで3本連続でサービスエースを決めるなどし3−3となる。
しかし、第8ゲームでソデルリングがこのセット2度目のブレークに成功すると、続くサービスゲームで40−15とマッチポイントを迎える。ここでソデルリングはこの日12本目となるサービスエースを決めゲームセット、1時間23分で勝利となった。
世界ランク4位のソデルリングは、史上4人目となる今大会連覇となった。過去には、A・アシュ(アメリカ)、S・エドバーグ(スウェーデン)、そしてN・エスクード(フランス)らが今大会でタイトル防衛に成功している。
試合を通して20本ものサービスエースを決めたものの、15ヶ月ぶりのタイトルに手が届かなかったツォンガは「自分は良いテニスをしましたが、彼のテニスを良すぎました。」と、素直に負けを認めるしかなかった。
25歳のツォンガは、2009年の楽天ジャパン・オープン以来、ツアータイトルから遠ざかっている。
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