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ラオニクが再びベルダスコに勝利◇RMK選手権

男子テニスツアーのリージョンズ・モーガン・キーガン選手権(アメリカ/メンフィス、賞金総額110万ドル、ハード)は16日、残りのシングルス1回戦4試合が行なわれ、主催者推薦で出場のM・ラオニク(カナダ)が、第2シードのF・ベルダスコ(スペイン)に6-4, 3-6, 7-6 (7-5)のフルセットで勝利、2回戦に進出した。

20歳のラオニクは、先週行なわれたSAPオープンの決勝でもベルダスコに勝利しており、この4日間でベルダスコに2連勝を飾ったこととなる。昨シーズンを世界ランク159位で終えているラオニクは、今では59位までランキングを上昇させており、男子ツアーでも若手の成長株として注目を集めている。

「この成果には満足していますが、まだまだ向上できる部分について考える必要があります。だけど、この結果で満足しないわけがありません。」と語ったラオニクは、ベルダスコに勝利したことが自信につながっているとした。

一方で世界ランク9位のベルダスコは、ビッグサーブが武器のラオニクが有利となるサーフェスでの連戦を強いられていた。

「自分にとっては、テニスの本当の試合ではありませんでした。」とベルダスコ。「なるべく早く、彼とはクレーコートで再戦したいですね。そうなれば、サーブだけではなく、ラリーを続けることや走るというテニスを披露できますから。」

この他の試合では、元王者のL・ヒューイット(オーストラリア)が第7シードのルー・イェンスン(台湾)を6-4, 7-6 (7-3)で破り、2回戦に進出している。

世界ランク70位で今大会はノーシードのヒューイットは、試合には勝利したものの、第2セットの内容には満足していない模様。

「セットを先取して、ブレークアップしているのに、それで決められないのはいつも失望してしまうね。試合開始から正しい選択が出来ている感覚でしたし、それが試合の鍵でした。ルーは良いショットを打つ選手だし、たくさんのウィナーを決めてくる。だから、彼に対して常に攻め続けるのは難しいことだよ。」

残りの2試合では、J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が第6シードのJ・アイズナー(アメリカ)を6-4, 6-3で下しているほか、F・セラ(フランス)が第9シードのX・マリス(ベルギー)に対し6-2, 1-0とした場面でマリスが激しい頭痛を理由に棄権、それぞれ2回戦に進出している。

この日はシングルス2回戦が2試合だけ行なわれており、第4シードのM・フィッシュ(アメリカ)L・ラコ(スロバキア)を6-7 (5-7), 6-4, 7-6 (7-3)の逆転で破り、ベスト8入りを決めている。また、予選から勝ち上がってきたR・ケンドリック(アメリカ)が主催者推薦で出場のJ・ブレーク(アメリカ)に7-6 (7-5), 6-3で勝利、準決勝に駒を進めた。

今大会の優勝賞金は26万4000ドル。

(2011年2月17日14時56分)
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