女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子（アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額４５０万ドル、ハード）は１０日、シングルス１回戦残り１６試合が行われ、森田あゆみ（日本）が予選勝者のＳ・チャン（中国）に2-6, 6-2, 6-7 (4-7)で、予選を勝ち上がった土居美咲（日本）がＡ・チャクエタゼ（ロシア）に6-7 (0-7), 1-6でいずれも敗退し初戦で姿を消した。
森田は、第１セットでは自身のサービスゲームを１度もキープできず、チャンのサーブを２度ブレークするのが精一杯で２−６で落としてしまう。
第２セットは第１ゲームでチャンからブレークを奪い幸先の良いスタートを切るもすぐにブレークバックされてしまう。第３ゲームでもブレークに成功した森田は続く第４ゲームでこの試合初のキープをしリードを広げ、そのセットを６−２で奪い返して試合はファイナルセットへ。
勝敗を決める第３セットは、第２ゲームでブレークに成功したチャンが３−０とリードする。第７ゲームでブレークバックした森田は４−５から自身のサービスゲームで３本のマッチポイントをしのぎ、そのセットをタイブレークへと持ち込んだ。しかし終盤で一気にポイントを連取したチャンが７−４で制し、森田は初戦で敗退した。
土居は第１セットの第３ゲームではチャクエタゼのダブルフォルトもありブレークに成功。第５ゲームでもブレークした土居は第６ゲームでブレークバックされるなどブレーク合戦となる。５−２、５−４と２度のサービング・フォー・セットを取れなかった土居は、タイブレークでは１ポイントも取れずそのセットを落としてしまう。
第１セット終盤で波に乗ったチャクエタゼは第２セットの第１ゲームで土居からブレークを奪い一気にリズムを掴むかと思われたが、粘る土居がすかさずブレークバック。しかしその後もサービスキープに苦しんだ土居は１度もキープできず万事休す。１時間４６分で敗れ去った。
今大会、シード選手３２名全員が１回戦が免除されているため、チャンは第２０シードのＡ・レザイ（フランス）と、チャクエタゼは第２４シードのＭ・キリレンコ（ロシア）とそれぞれ２回戦で対戦する。
その他の試合結果は以下の通り。
Ｓ・ハレプ（ルーマニア） ○-× Ｎ・ヤゴステラ=ビベス（スペイン）, 0-6, 6-2, 6-4
Ｌ・フラデカ（チェコ共和国） ○-× Ｋ・フリッペンス（ベルギー）, 7-6 (8-6), 6-2
Ｓ・ステファンズ ○-× Ｊ・ハンプトン（アメリカ）, 6-2, 6-4
Ａ・メディーナ=ガリゲス（スペイン） ○-× Ｔ・パスゼック（オーストリア）, 6-1, 6-1
Ｌ・ポウス・ティオ（スペイン） ○-× Ａ・クルベール（ドイツ）, 6-2, 6-1
Ｅ・マカロバ（ロシア） ○-× Ｒ・マリノ, 6-4, 4-6, 6-4
Ｃ・マーケイル（アメリカ） ○-× Ａ・アマンムラドワ（ウズベキスタン）, 6-3, 6-1
Ａ・サバイ（ハンガリー） ○-× Ｊ・クレイバス（アメリカ）, 6-3, 6-3
Ｕ・ラドワンスカ（ポーランド） ○-× Ｂ・ヨバノフスキ（セルビア）, 3-6, 6-4, 7-6 (8-6)
Ｓ・ポン（中国） ○-× Ｒ・ボラチョーバ（チェコ共和国）, 7-5, 6-1
Ｅ・バルタチャ（英国） ○-× Ｒ・ビンチ（イタリア）, 2-6, 7-5, 6-2
Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国） ○-× Ｖ・レプシェンコ（アメリカ）, 6-1, 6-2
Ｓ・アービッドソン（スウェーデン） ○-× 鄭潔（中国）, 6-3, 6-2
Ｄ・サフィーナ（ロシア） ○- Ａ・パーラ=サントンハ（スペイン）, 6-3, 6-3
今大会の優勝賞金は７０万ドル。
（2011年3月11日14時57分）
