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今年最初のマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額364万5000ドル、ハード)は14日、シングルス3回戦8試合が行われ、第1シードのR・ナダル(スペイン)が予選勝者のR・スウィーティング(アメリカ)を6-3, 6-1で下し順当に4回戦進出を果たした。その一方で、第4シードのR・ソデルリング(スウェーデン)が敗退する波乱に見舞われた。
世界ランク1位のナダルはこの日、自身の8回のサービスゲームでわずか5ポイントしかスウィーティングに与えず、逆にスウィーティングから、第1セットで1度、第2セットでは3度のブレークを奪い、わずか68分で勝利となった。
「最高のプレーができたわけじゃなかったけど、安定したテニスができた。大きなミスは全くしなかった。今日の試合で良かったことは、前の試合より良いプレーができたこと。全体的にサーブが良くバックハンドにも満足できた。フォアハンドは自分の武器だからね。良い結果を出す大会にするためには積極的でいる必要があるんだ。」とナダルは自身のプレーに満足気だった。
ナダルは4回戦でX・マリス(ベルギー)を6-1, 3-6, 7-6 (7-5)で下した予選勝者のS・デウバーマン(インド)と対戦する。ナダルは初戦となった2回戦でも予選勝者のR・デフェスト(南アフリカ)を下しており、これで3試合連続の予選勝者との対戦となる。
この日は世界ランク4位で第4シードのソデルリングが敗退する波乱に見舞われた。その波乱を演出したのは第32シードのP・コールシュライバー(ドイツ)でソデルリングを7-6 (10-8), 6-4のストレートで倒し、金星を挙げた。
しかしながらソデルリングは試合後、怪我を負っていたことを明かした。「先週末のデビスカップ中に足を怪我してしまって、それ以降、状態が悪かった。コートに立つことを決めた時点で、負けが決まっていたようなもの。試合をした決断が間違っていた。」と語り、後悔の念を表していた。
コールシュライバーは「彼(ソデルリング)が大会前に風邪をひいていて、ダブルスをキャンセルしたことは知っていた。何て言えばいいのか、それでも勝てたことはハッピーさ。彼は実際コートに立ってプレーしたんだ。ベストではなかったかも知れないけど、こうして勝ち上がれたことはラッキーだと思っている。」と自身の気持ちを語っていた。
コールシュライバーはJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と4回戦で顔を合わせる。デル=ポトロは手首の怪我から順調に復活しており、2回戦では前年度覇者で第14シードのI・リュビチッチ(クロアチア)を下し、この日の3回戦でも第20シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)を7-6 (7-3), 6-3のストレートで退けての勝ち上がり。
その他、第23シードのA・モンタネス(スペイン)が第11シードのN・アルマグロ(スペイン)を4-6, 6-2, 6-4の逆転で、第21シードのS・クエリー(アメリカ)が第9シードのF・ベルダスコ(スペイン)を7-5, 6-4、第26シードのT・ロブレド(スペイン)が予選勝者のD・ヤング(アメリカ)を6-0, 6-4、I・カルロビッチ(クロアチア)が第28シードのG・シモン(フランス)を6-3, 6-3といずれもストレートで倒して4回戦へ駒を進めた。
モンタネスがカルロビッチと、クエリーがロブレドとそれぞれ4回戦で対戦する。
予選を勝ち上がったヤングは2回戦で、世界ランク5位で第5シードのA・マレー(英国)を下す大金星を飾っていたが、この日はロブレドにわずか68分で敗れた。
今大会の優勝賞金は61万1000ドル。
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