女子テニスツアーのソニー・エリクソン・オープン（アメリカ/マイアミ、賞金総額４５０万ドル、ハード）は大会初日の２２日、シングルス１回戦１３試合が行われ、地元の声援を受けるＭ・ウダン（アメリカ）がＪ・ジョルジュ（ドイツ）に7-5, 6-3のストレートで勝利、２回戦に駒を進めた。
試合を通して５度のブレークに成功しているウダンは「ジュリアは試合の序盤はミスが目立っていましたから、私はボールを返していただけです。彼女の調子が上がってくると、少し競るようになってきました。アップダウンが激しいセットでした。彼女はエラーをした後にウィナーを決めていました。私は試合を通して落ち着いていました。私たちは二人とも、もっと良いプレーができたと思います。」と、第１セットを振り返った。
２回戦に進出した世界ランク７５位のウダンは、第２９シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）と３回戦進出をかけて対戦する。
一方のジョルジュは現在世界ランク３５位で、あと一歩のところでシード選手となれなかった。
この日の試合で最も劇的だったのは、Ｅ・バルタチャ（英国）とＳ・バンマー（オーストリア）の対戦で、試合はバタルチャが3-6, 7-6 (7-5), 7-6 (7-5)の逆転で勝利している。
第１セットを奪われたバタルチャは、第２セットで１−３、ファイナルセットでも０−４とリードを奪われたが、それらのピンチを全て切り抜けて逆転で勝利している。
「まだ大会に残っているなんて信じられません。」とバタルチャ。「どうにか勝ちをたぐり寄せました。この結果から、今は精神的に良い状態にあるようです。分かれ目では良いプレーができましたし、自分がどれだけ良くなったか見えました。」
また日本勢からは森田あゆみ（日本）が初戦に登場、主催者推薦で出場のＨ・ワトソン（英国）を7-5, 6-2のストレートで破り、２回戦進出を決めている。
このほかの試合の結果は以下の通り。
鄭潔（中国） ○-× Ｓ・シルステア（ルーマニア）, 6-3, 6-7 (5-7), 6-3
Ｐ・マーティク（クロアチア） ○-× Ｋ・バロア（ドイツ）, 7-5, 6-2
Ｐ・シュニーダー（スイス） ○-× Ｍ・キーズ（アメリカ）, 3-6, 6-1, 7-6 (7-2)
Ｓ・リシキ（ドイツ） ○-× Ｍ・シンク（ハンガリー）, 6-3, 5-7, 6-4
Ｍ・ニクルスク（ルーマニア） ○-× Ｂ・ヨバノフスキ（セルビア）, 6-1, 7-6 (7-2)
Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国） ○-× Ｒ・ビンチ（イタリア）, 7-5, 6-4
Ｓ・ハレプ（ルーマニア） ○-× Ｕ・ラドワンスカ（ポーランド）, 6-3, 6-2
Ｅ・マカロバ（ロシア） ○-× Ｖ・ドゥシェヴィナ（ロシア）, 6-2, 6-2
Ｊ・ラーソン（スウェーデン） ○-× Ａ・ロディオノワ, 6-4, 7-6 (7-3)
今大会の優勝賞金は７０万ドル。
（2011年3月23日14時02分）
