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ガイドソバが誕生日を快勝で飾る◇エストリル・オープン女子

女子テニスツアーのエストリル・オープン女子(ポルトガル/エストリル、賞金総額22万ドル、クレー)が26日、シングルス1回戦残り8試合が行われ、第2シードのJ・ガイドソバ(オーストラリア)R・ボラチョーバ(チェコ共和国)を6-4, 6-0の快勝で下し、自身の24回目の誕生日を勝利で飾った。

世界ランク31位のガイドソバは、24回目の誕生日当日に迎えた今大会の1回戦で、第1セット3−4とリードされたところから、9ゲームを連取し79分で同95位のボラチョーバを一蹴、勝利を自分への誕生日プレゼントとした。この日は8本のサービスエースを記録したガイドソバは、第1サーブでは75%と高い確率でポイントを獲得し、第2セットではボラチョーバにテニスをさせず一気に試合を支配した。

2回戦でガイドソバは、同胞で怪我から復帰を計るC・デラクア(オーストラリア)と対戦する。

その他のシード勢は明暗が分かれた。第3シードのK・ザコパロバ(チェコ共和国)は予選を勝ち上がったB・ガルシア=ヴィダガニーを6-4, 7-6 (7-3)のストレートで、第8シードのG・アーン(ハンガリー)も主催者推薦のM・J・コーラーを6-2, 3-6, 6-3のフルセットで下したが、昨年の今大会のチャンピオンである第4シードのA・セバストバ(ラトビア)U・ラドワンスカ(ポーランド)の前に7-5, 6-7 (5-7), 1-6の逆転で敗れ、大会2連覇の夢は早くも砕け散った。

第1セットを先取したセバストバは、第2セットも6−5とリードし、迎えたサービング・フォー・マッチでブレークバックを許してしまい、そのセットはタイブレークへともつれた。そのタイブレークを接戦で奪い返したラドワンスカが第3セットでは試合の主導権を握り、2時間33分の逆転で2回戦進出を決めた。

セバストバは「この街はとても好きな場所で、この大会もとても素晴らしい大会。でも今日は良いプレーが出来なかった。敗戦は自分のミスだったし、自分自身の問題。」と勝利目前からの敗退に肩を落としていた。

ザコパロバは予選勝者のA・ヤキモバ(ベラルーシ)と、アーンはS・ハレプ(ルーマニア)を7-6 (7-5), 7-6 (7-5)の接戦で退けたA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)と、ラドワンスカはJ・ラーソン(スウェーデン)とそれぞれ2回戦で対戦する。ヤキモバはこの日T・パスゼック(オーストリア)と対戦中、5-7, 4-0と第2セットをリードしたところで、パスゼックが左臀部を負傷し途中棄権を申し入れたため、勝利が転がり込んだ。

その他の試合では、予選を勝ち上がったS・ステファンスがM・ウダン(アメリカ)との同胞対決を6-2, 6-1で制し、K・バロア(ドイツ)S・アービッドソン(スウェーデン)を6-3, 6-1と快勝で初戦突破を果たした。

予選3試合をいずれもストレートで勝ち上がって本戦入りしたステファンスは、「アメリカ人同士が対戦するのは気持ちの良いものじゃないけど、メラニーは本当に素晴らしい選手だし、とても仲の良い友達なの。それでも試合はどちらかが勝者になるもの。アメリカ人はほとんどクレーが好きじゃないけど、自分はとても好き。今後も1つでも多くボールを相手コートに返すように努力するわ。」と、ウダンへの気持ちとクレーへの思いを語っていた。

ステファンスはM・ニクルスク(ルーマニア)と、バロアは第6シードのE・ヴェスニナ(ロシア)とそれぞれベスト8入りを懸けて2回戦を行う。

今大会の優勝賞金は3万7000ドル。

(2011年4月27日9時25分)
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