男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子（イタリア/ローマ、賞金総額２７５万ユーロ、クレー）は８日、シングルス１回戦６試合が行われ、ノーシードのＦ・ベルダスコ（スペイン）が同じくノーシードのＭ・ラオニチ（カナダ）に6-4, 6-4のストレートで勝利、２回戦に進出した。
今季４度目となるラオニチとの対戦に臨んだベルダスコは、試合を通して２度のブレークに成功すると、１時間３９分で勝利している。
２０歳のラオニチは今季、サンホセ大会の決勝でベルダスコを破りツアー初優勝を飾ると、その数日後にメンフィス大会１回戦でベルダスコを再戦、この試合も勝利していた。
一方のベルダスコは、４月に行われたエストリル・オープン準決勝でラオニチから初勝利を挙げており、この日の勝利で対戦成績を２勝２敗のタイとしている。
第１６シードのＲ・ガスケ（フランス）はＡ・モンタネス（スペイン）に6-2, 6-3のストレートで勝利、順当に２回戦に駒を進めている。マドリッドでは初戦敗退を喫していたガスケであったが、この日はモンタネスから４度のブレークを奪い、１時間１２分で快勝している。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｐ・コールシュライバー（ドイツ） ○-× Ｍ・ヨージニ（ロシア） (13), 6-4, 6-2
Ｆ・ボランドリ（イタリア） ○-× Ｔ・デ=バッカー（オランダ）, 6-1, 6-2
Ｆ・マイヤー（ドイツ） ○-× Ａ・ゴルベフ（カザフスタン）, 6-4, 6-3
Ｊ・モナコ（アルゼンチン） ○-× Ａ・セッピ（イタリア）, 6-1, 4-6, 6-2
またこの日はシングルス予選の決勝も行われており、錦織圭（日本）、Ｐ・リバ（スペイン）、Ｐ・クエバス（ウルグアイ）、そしてＶ・ハネスク（ルーマニア）らが本戦の出場権を獲得している。
今大会の優勝賞金は４３万８０００ドル。
（2011年5月9日13時02分）
