男子テニスツアーのニース・オープン（フランス/ニース、賞金総額４５万ユーロ、クレー）は１８日、シングルス２回戦８試合が行われ、第１シードのＤ・フェレール（スペイン）がＡ・セッピ（イタリア）に6-3, 6-2のストレートで勝利、順当にベスト８入りを決めている。
この日の試合で世界ランク７位のフェレールは、ファーストサーブ時には９６％の確率でポイントを奪うなど、同５１位のセッピを終始圧倒、試合を通して３度のブレークに成功すると、１時間１０分で危なげなく勝利した。
今季すでに２大会でタイトルを獲得しているフェレールは、準々決勝で第５シードのＡ・ドルゴポロフ（ウクライナ）と対戦する。ドルゴポロフはこの日、予選から勝ち上がってきたＰ・リバ（スペイン）を7-6 (7-5), 7-6 (7-5)で下し、ベスト８入りを決めている。
第２シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）はＡ・マンナリノ（フランス）に6-1, 6-4で勝利、こちらも順当にベスト８入りを決めている。
昨年の全仏オープンで自身初となるグランドスラム４強進出を果たしていたベルディフは、唯一あったブレークピンチを切り抜けると、マンナリノのサービスゲームで３度のブレークに成功、わずか６３分で快勝している。
ベルディフは準々決勝で、主催者推薦で出場のＥ・ガルビス（ラトビア）と対戦する。世界ランク８５位のガルビスは、Ｄ・イストミン（ウズベキスタン）を6-3, 4-6, 6-3のフルセットで下し、今季３度目となるツアー大会でのベスト８入りを果たしている。
今季はクレーコート大会で２度の優勝をしている第３シードのＮ・アルマグロ（スペイン）は、Ｃ・ベルロク（アルゼンチン）に6-7 (5-7), 6-4, 6-3の逆転で勝利、ベスト８入りを決めている。
今年４月に自身初となるトップ１０入りを果たしていたアルマグロは、準々決勝で同胞のＰ・アンジャー（スペイン）を迎え撃つ。アンジャーはこの日、地元勢のＪ・ベネトー（フランス）に6-3, 6-4で勝利している。
この他の試合では、Ｒ・ハース（オランダ）が第７シードのＳ・スタコフスキ（ウクライナ）に6-2, 6-4で、Ｖ・ハネスク（ルーマニア）がＭ・ラッセル（アメリカ）に7-5, 6-2でそれぞれ勝利、ベスト８に名を連ねている。
今大会の優勝賞金は７万２６００ユーロ。
（2011年5月19日11時56分）
