女子テニスツアーのAEGONクラシック（英国/バーミンガム、賞金総額２２万ドル、芝）は８日、シングルス２回戦１２試合が行われ、土居美咲（日本）がＨ・ワトソン（英国）に2-6, 4-6のストレートで敗れるなど、日本勢が姿を消すこととなった。
今大会１回戦で、ツアーレベルでは今季２勝目となる勝利を挙げていた２０歳の土居であったが、この日は１９歳のワトソンに試合を通して５度のブレークを許してしまい、１時間２２分で敗退となった。
この他の日本勢では、第９シードの森田あゆみ（日本）がＡ・フラヴァコバ（チェコ共和国）に6-7 (2-7), 2-6で、藤原里華（日本）が第１３シードのＲ・マリーノ（カナダ）に1-6, 2-6で敗れている。
１回戦を免除されていた第２シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）は、芝コートの初戦となるこの日の２回戦で、Ａ・タチシュビリ（グルジア）に6-1, 6-0とわずか４４分で快勝している。
第１シードのＫ・カネピ（エストニア）がすでに敗退したため、最近７ヶ月はツアーでのタイトルを獲得していないものの、勝ち残った選手の中ではトップシードであり、優勝候補となっている。
「芝がどれだけ素敵なものか忘れていました。また戻ってこれて嬉しいです。最初のゲームは、少し受身になってしまったので落としてしまいましたが、それ以降はもう少しコートに踏み込むようにしたら展開が変りました。」
この日はよほど調子が良かったのか、イバノビッチは「いつかは優勝したいと、本当に思っています。」と、ウィンブルドンへの思いをコメントしている。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｓ・ポン（中国） (3) ○-× Ｎ・ブローディ（英国）, 6-2, 6-7 (5-7), 7-6 (7-2)
Ｄ・ハンチュコバ（スロバキア） (4) ○-× Ｓ・シルステア（ルーマニア）, 6-0, 6-3
Ｔ・パスゼック（オーストリア） ○-× Ｅ・マカロバ（ロシア） (6), 6-4, 3-6, 6-4
Ｓ・エラーニ（イタリア） (7) ○-× Ｃ・マーケイル（アメリカ）, 7-6 (7-5), 4-6, 6-2
Ｍ・イラコビッチ（ニュージーランド） ○-× Ｙ・シュウェドワ（カザフスタン） (11), 7-6 (9-7), 7-5
Ａ・クドリャフツェワ（ロシア） (16) ○-× Ｃ・デラクア（オーストラリア）, 7-5, 3-6, 6-4
Ａ・リスケ（アメリカ） ○-× Ｓ・グロネルト, 6-3, 6-4
Ｓ・リシキ（ドイツ） ○-× Ｋ・フリッペンス（ベルギー）, 7-5, 7-6 (7-3)
今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。
（2011年6月9日11時10分）
