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第1シードのツォンガが敗退、錦織は順延◇AEGON国際オープン男子

男子テニスツアーのAEGON国際オープン男子(イギリス/イーストボーン、賞金総額46万2675ユーロ、芝)は、15日にシングルス1回戦残り1試合と2回戦8試合が行われ、第1シードのJW・ツォンガ(フランス)が2回戦で敗れる波乱に見舞われた。錦織の2回戦は雨のため16日へと順延となった。

ツォンガを下す金星を飾ったのはR・シュティエパネック(チェコ共和国)でツォンガを6-2, 6-3のストレートで退けた。この日のツォンガは、4本のサービスエースを記録するも、自身のサーブでは55%の確率でしかポイントを獲得できず、各セット2度ずつのブレークをシュティエパネックに許し、わずか59分で敗退する結果となってしまった。

先週行われたAEGON選手権で決勝進出を果たしていたツォンガだったが、雨のため日曜日に予定していた決勝戦が月曜日へと延期になり、その決勝戦でA・マレー(英国)に敗れた直後に今大会の会場入りを果たし、翌日の火曜日にシングルス1回戦とその後にダブルス1回戦をこなすハードスケジュールだった。

「今日はとても難しい状況だった。昨日の夜にダブルスの1回戦も行い、今日の試合までに十分な回復が出来ていなかった。短い間にたくさんの試合をする必要があったけど、ウィンブルドンへの準備としては悪くはなかった。ただ今日は疲労がかなり残っていたけど、今後はウィンブルドンまでに十分回復させて臨めると思う。」とツォンガは心境を語っていた。

シュティエパネックは準々決勝で、錦織圭(日本)R・シュトラー(ドイツ)の勝者と対戦する。この日の2回戦に登場した錦織だったが、第1セット3-2とリードしたところで、降雨のため中断。その後も再開することなく翌日へと順延が決まった。16日にはその2回戦と、勝者はその後にシュティエパネックとの準々決勝を行わなければならない。

この日の2回戦では第6シードのK・アンダーソン(南アフリカ)も敗退した。アンダーソンを倒したのはG・ディミトロフ(ブルガリア)で6-3, 6-2のストレートで退けた。その結果、今大会で残るシード勢は第3シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)のみとなる波乱含みの大会となった。

ティプサレビッチはこの日、J・ワード(英国)との1回戦を行った。この1回戦は前日に行われていたが、6-3, 4-6と1セットオールとしたところでこの日へと順延となっており、再開した試合ではティプサレビッチが6-2で第3セットを奪い、2日間に渡る試合に終止符を打った。

その後行われた2回戦では、M・ククシュキン(カザフスタン)と対戦するも、2-1とティプサレビッチがリードしたところで雨のため中断。ティプサレビッチは2回戦も翌日へと順延となった。

同じく順延となった2回戦はO・ロクス(ベルギー)C・ベルロク(アルゼンチン)の試合で、第1セットを奪われたロクスが第2セットを奪い返し、第3セット途中で中断となっていた。その2回戦は3-6, 7-6 (7-5), 1-1から16日に再開される予定。

その他、終了した2回戦の結果は以下の通り。

A・セッピ(イタリア) ○-× D・ヤング(アメリカ), 7-6 (7-1), 6-3
I・クニツィン(ロシア) ○-× I・マルチェンコ(ウクライナ), 6-3, 1-6, 6-2
J・ベネトー(フランス) ○-× S・デウバーマン(インド), 7-6 (7-1), 6-7 (6-8), 6-3

今大会の優勝賞金は7万1000ユーロ。

(2011年6月16日9時19分)
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