テニスのグランドスラムであるウィンブルドン（英国/ロンドン、賞金総額１４６０万ポンド、芝）は２３日、男子シングルス２回戦が行われ、第５シードのＲ・ソデルリング（スウェーデン）がＬ・ヒューイット（オーストラリア）に6-7 (5-7), 3-6, 7-5, 6-4, 6-4の逆転で勝利、辛くも３回戦に駒を進めた。
試合開始から２セットを立て続けに奪われたソデルリングは、第３セットも５−５と敗戦まで２ゲームまでに迫っていたが、第１２ゲームでこの試合初めてのブレークに成功してセットを奪う。
第４セットでも終盤でブレークに成功し２セットオールとしたソデルリングは、ファイナルセット第３ゲームでヒューイットにブレークを許してしまうも、第４ゲームと第１０ゲームでブレークに成功、３時間５４分での大逆転勝利となった。
１回戦では錦織圭（日本）を下していたヒューイットは「終盤、とても良い感じにボールを打てていました。数日前よりも、数段良いショットが打てていました。それに彼のような相手との対戦も必要でした。屋根が閉まっていたことは、彼にも有利になったと思います。だから、小さな違いだったと思います。ボールもよく叩けていたし、試合の大半で、動きも良かったと思います。」と、自らのパフォーマンスについてコメントしている。
また前日から順延となっていた試合では、Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）がＯ・ロクス（ベルギー）に6-7 (7-9), 6-1, 6-0, 6-4の逆転で勝利、３回戦に進出している。
７５本のウィナーと３０本のサービスエースを決めたデル=ポトロは「昨日よりも良い感じでした。今日は僕にとっても良い試合でした。試合を通して積極的なプレーでしたし、全てのチャンスを生かせました。」と、試合を振り返った。
第２シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）はＫ・アンダーソン（南アフリカ）に, 6-3, 6-4, 6-2で快勝しているほか、第３シードのＲ・フェデラー（スイス）がＡ・マンナリノ（フランス）に6-2, 6-3, 6-2で勝利、それぞれ３回戦に進出している。
この他の試合の結果は以下の通り。
ＪＷ・ツォンガ（フランス） (12) ○-× Ｇ・ディミトロフ（ブルガリア）, 6-7 (4-7), 6-4, 6-4, 7-6 (10-8)
ルー・イェンスン（台湾） ○-× Ｖ・トロイキ（セルビア） (13), 7-6 (7-5), 6-4, 6-4
Ｎ・アルマグロ（スペイン） (16) ○-× Ｊ・アイズナー（アメリカ）, 7-6 (7-3), 7-6 (7-5), 6-7 (5-7), 6-3
Ｍ・ヨージニ（ロシア） (18) ○-× Ｓ・デウバーマン（インド）, 6-2, 6-4, 6-4
Ｍ・ロドラ（フランス） (19) ○-× Ｒ・メロ（ブラジル）, 6-2, 4-6, 6-2, 6-3
Ｘ・マリス（ベルギー） ○-× Ｆ・マイヤー（ドイツ） (20), 1-6, 6-3, 6-2, 6-2
Ｋ・ベック（スロバキア） ○-× Ｇ・ガルシア=ロペス（スペイン） (26), 7-6 (7-5), 6-4, 3-6, 6-4
Ｄ・ナルバンディアン（アルゼンチン） (28) ○-× Ａ・ハイデル=マウアー（オーストリア）, 6-3, 3-6, 6-4, 6-4
Ｍ・バグダティス（キプロス） (32) ○-× Ａ・セッピ（イタリア）, 6-4, 7-6 (7-4), 7-5
Ｆ・ゴンサレス（チリ） ○-× Ｒ・デフェスト（南アフリカ）, 6-4, 6-4, 6-4
今大会の優勝賞金は１１０万ポンド。
（2011年6月24日6時45分）
