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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(英国/ロンドン、賞金総額1460万ポンド、芝)は28日、女子シングルス準々決勝が行われ、主催者推薦で出場のS・リシキ(ドイツ)が第9シードのM・バルトリ(フランス)に6-4, 6-7 (4-7), 6-1のフルセットで勝利、自身初となるベスト4進出を果たした。
第1セットを2度のブレークで先取したリシキは、第2セット第9ゲームでブレークに成功し5−4で自らサービスゲームを迎える。しかし、ここでバルトリにブレークバックを許すと、タイブレークの末にセットオールに追いつかれてしまう。
第3セットに入ると、リシキは第2、第6ゲームでブレークに成功してバルトリを突き放すと第7ゲームをしっかりとキープ、2時間21分でベスト4進出を決めた。
21歳のリシキは、2009年に世界ランク22位になるほどの活躍をしていたが、その後に足首を負傷し2010年シーズンを棒に振っていた。しかし、今シーズンの春から本格的にツアーに復帰すると、今大会の前哨戦でタイトルを獲得し、世界ランクも62位まで上昇させていた。
今大会の2回戦で今年の全仏オープンを制していた第3シードのN・リー(中国)を破っていたリシキは、この日の試合で52本のウィナーを決めるなど持ち前の攻撃力でバルトリを圧倒、ドイツ勢としては12年ぶりとなるウィンブルドンでのベスト4進出となった。
12年前のウィンブルドンでは、S・グラフ(ドイツ)がキャリア最後となるグランドスラム決勝進出を果たしていたが、決勝ではL・ダベンポート(アメリカ)に敗れ、準優勝に終っていた。
試合後のインタビューでリシキは「なんと言って良いか分かりませんし、信じられません。第3セットでは集中して、再びファイトしなければならないと分かっていました。本当にタフな復帰でしたし、大好きなウィンブルドンのセンターコートに立てるなんて、素晴らしいことです。」と勝利の喜びを語っている。
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