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ウォズニアキが怪我で途中棄権◇コレクター・スウェーデン・オープン

女子テニスツアーのコレクター・スウェーデン・オープン(スウェーデン/バスタッド、賞金総額22万ドル、クレー)は水曜日、シングルス2回戦8試合全てが行われ、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が地元から出場のS・アービッドソン(スウェーデン)と対戦したが、ウォズニアキが6-2, 0-1としたところで肩を負傷したため途中棄権を申し入れて敗退する結果となった。

第1セットではウォズニアキが1度ブレークを許すも3度のブレークを奪い、あっさり先取に成功した。しかし第2セットの第1ゲームで、ウォズニアキは自身のサーブで1ポイントしか取れずアービッドソンにブレークを許してしまう。続くアービッドソンのサーブで、2ポイントを失ったところでネットに歩み寄り主審に棄権を申し入れた。アービッドソンは思わぬ形で勝利が転がり込み、今季2度目のベスト8入りを決めた。

試合開始前にウォズニアキは「彼女(アービッドソン)は素晴らしい選手。よく一緒に練習もするので、とても楽しみ。ここバスタードは祖国のデンマークからも近いから、応援してくれる観客も多いと思うので、地元出身の彼女との試合は、お互い祖国で戦うかのようになるでしょう。」と対戦を楽しみにしていたが、残念な形での敗退となってしまった。

2009年から始まった今大会の初年度の決勝戦で、そのウォズニアキを下して優勝したMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)は、N・ヤゴステラ=ビベス(スペイン)を7-5, 6-1のストレートで下し準々決勝進出を決めた。しかし昨年優勝していたA・レザイ(フランス)は第8シードのP・エルコグ(スロベニア)の前に6-3, 4-6, 6-7 (4-7)の接戦の末に敗退、大会2連覇の夢は早くも打ち砕かれた。

マルチネス=サンチェスは、昨年は手首の怪我から欠場を余儀なくされ、連覇を果たすことはできなかった。この日の試合では、何度かダブルスを一緒に組むこともある親しいヤゴステラ=ビベスと対戦し、第1セットは先にブレークを許し4−5とリードを許していた。しかしそこからの10ゲーム中9ゲームを奪い、一気にベスト8へ名を連ねた。

「今年は怪我と言う意味ではここまでとても良いシーズンになっているの。でもシーズン序盤は、大きな大会では厳しいドローばかりだったから、こうしてインターナショナル大会に出場するのは、勝利するチャンスが広がるし、それが自信に繋がるわね。」とマルチネス=サンチェスは昨年の怪我から順調に復活していることを語った。

エルコグは勝敗を決める第3セットのタイブレークでは、5−6とレザイにマッチポイントを握られてからの逆転勝利だった。「とても良い勝利でした。彼女(レザイ)はとてもハードにボールを打ってくるし、なかなかリズムを作らせてくれないので、対戦するには厳しい選手。だから必死で試合に集中するようにしていたら、最後にそれが功を奏しました。」とエルコグは、苦しい試合を振り返っていた。

マルチネス=サンチェスはアービッドソンと、エルコグはS・シルステア(ルーマニア)を6-3, 6-3のストレートで倒したV・ドロンツ(ロシア)と、それぞれ準々決勝を行なう。

その他の2回戦の試合結果は以下の通り。

F・ペネッタ(イタリア) (2) ○-× A・クルベール, 6-2, 6-3
L・ドミンゲス=リノ(スペイン) (4) ○-× A・パーラ=サントンハ(スペイン), 7-5, 6-1
J・ラーソン(スウェーデン) ○-× V・ドゥシェヴィナ(ロシア) (5), 6-7 (4-7), 6-2, 6-2
B・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国) (7) ○-× A・ヤキモバ(ベラルーシ), 7-5, 4-6, 6-3

今大会の優勝賞金は3万7000ドル。

(2011年7月7日10時12分)

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