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男子テニスツアーのキャンベル殿堂テニス選手権(アメリカ/ニューポート、賞金総額44万2500ドル、芝)は8日、シングルス準々決勝2試合が行われ、第6シードのO・ロクス(ベルギー)がM・エブデン(オーストラリア)に7-6 (7-5), 6-3のストレートで勝利、3年連続となるベスト4進出を決めた。
昨年の準優勝者でもあるロクスは、準決勝でM・ヤニ(アメリカ)と対戦する。ヤニはこの日、18歳のD・クドラを6-3, 6-7 (5-7), 7-5のフルセットで振り切り、準決勝に進出している。
両者の準決勝は、土曜日に行われるテニス殿堂入りの表彰の後に行われる。今年はA・アガシ(アメリカ)が殿堂入りすることが決まっており、セレモニーにも注目が集まっている。
昨年の決勝でM・フィッシュ(アメリカ)に敗れていたロクスは「準決勝に進出できて素晴らしいです。3年間この大会に出場して、3度目の準決勝です。とても特別なことです。」と勝利の喜びを語っている。
両者ともにサービスキープを続け突入した第1セットのタイブレーク、エブデンがスマッシュを決め5−4とリードを奪うが、ここからロクスが3ポイントを連取してセットを先取する。
第2セットもサービスキープが続く展開となるが、第8ゲームでロクスがこの試合唯一となるブレークに成功、そのまま逃げ切り、1時間27分でベスト4進出を決めた。
もう一方の準々決勝では、お互いに凡ミスの山を築いたものの、30歳のロクスがファイナルセット第11ゲームで決定的なブレークに成功すると、2時間11分で勝利を収めた。
「この数年、どうしてプレーを続けているのか自問していました。このような1週間があると、もっとプレーをしに戻りたくなるのです。」
世界ランク361位のヤニは今シーズン、今大会に出場するまでツアーレベルでは0勝7敗と勝ち星がなかった。
「私は30歳ですし、今週が始まるまではツアーで勝っていませんでしたから、そのことを考えることを止めました。ニューポートは、いつも誰もが勝ち進める大会です。まるで宝くじのようにね。」
第1セットを先制したヤニは、第2セットでも4−1とリードを奪っていたが、そこから2度のブレークをクドラに許し、逆転でセットを落としていた。
「4−1とリードしていた時、色々なことを考えてしまいました。第3セットはどうやってプレーしたか覚えていません。あきらめませんでした。何でも起きるし、確かに起きました。」と、ヤニは試合を振り返った。
今大会の優勝賞金は7万6500ドル。
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